48 JM side ページ48
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『お邪魔します』
あれ以来
久し振りの僕の家
忙しかったのもあるんだけど
あのことを思い出しそうで
ずっと来れなかった
『ヒョン』
Aに手を握られて
顔を覗き込まれる
『無理しなくて良いんですよ?』
「うん…」
そう言ってくれるのは嬉しい
でも、
「…ずっと出来ないのも、嫌だから」
『ヒョン…』
「A、お願い…、僕のこと、っ」
抱いてほしい
Aの唇に飲み込まれた言葉
僕が言えるまで
ずっと待っててくれた
『大丈夫ですか?』
「うん…」
明るい部屋
Aの顔が見えるから安心する
脱がされる間も
Aのどこかに触れていたくて
その唇に
何度も自分のを重ねた
「A…」
『ヒョン』
名前を呼べば答えてくれる
分かってるはずなのに…っ
「ぁ、っ、なん、でっ…」
『ヒョン、大丈夫だから』
「A…っ」
僕の意思とは裏腹に
身体は小刻みに震え始めた
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HEKi(プロフ) - あこさん» 以前もコメントを頂いて、ありがとうございます☺️随分、お待たせしていますが...💦今後も頑張ります! (7月18日 1時) (レス) id: 47e6c6d028 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 更新ありがとうございます🍀続きを楽しみにしていますね(*^^*) (7月18日 1時) (レス) id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HEKi | 作成日時:2023年7月17日 0時