16 JM side ページ16
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DY「それではまた、連絡待ってます」
その言葉と
ドアの閉まる音を耳にした途端
猛烈な吐き気に襲われて
トイレに駆け込んだ
「オエッ…、げほっ、」
どれだけ咳き込んでも
胃が空っぽになっても
身体からあの人の感触が無くならない
肌を這う手や耳に残る声
全身を蝕まれ
また吐き気に襲われる
A…
「…ふっ、…ぅ…」
あと何回、こんなのが続くんだろ
自分で決めたことなのに
直ぐにでも折れてしまいそうな心
Aを想って、なんとか繋ぎ止めた
だから、これからも耐えられる
それからも
時間を見つけてはドユンさんと会った
この行為にも
いつかは慣れる時が来る
そう思ってたのに
回数を重ねる度、酷くなる一方で
『ん、…ジミニ、ヒョン…?』
「ごめん、起こした?」
あの人に抱かれた日は
眠ってるAの元に潜り込む
『また、怖い夢、、ですか?』
「うん、ごめん…」
『大丈夫ですよ…、泣かないで』
「うん…」
Aの腕の中に居る間だけ
嫌なことは全部、忘れられた
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HEKi(プロフ) - あこさん» 以前もコメントを頂いて、ありがとうございます☺️随分、お待たせしていますが...💦今後も頑張ります! (7月18日 1時) (レス) id: 47e6c6d028 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 更新ありがとうございます🍀続きを楽しみにしていますね(*^^*) (7月18日 1時) (レス) id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HEKi | 作成日時:2023年7月17日 0時