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あー、なんかクラクラする…




息苦しさからか


少しずつ意識が混濁してきた







JN「もう、無茶するから…」







ジナは足元で無造作に丸まっていた布団を俺に掛け

窓から隣の部屋へと消えていった


ぼーっと天井を眺めていると少しして戻ってくる







JN「A、口開けて」







言葉通りに口を開けるとジナの唇が触れ

冷たい何かが流れ込んできた


それを何の躊躇いもなく飲み込む







『なに…?』


JN「薬。また熱出てる」







そう言われると徐々に発熱時特有のだるさを自覚していく







JN「素人相手じゃないんだから
全く動かさずに、なんて無理だよ」


『あー、それでか』







まだ2日しか経ってないのにテコンドーなんて

やっぱり無理があったか







JN「何か作って来るから、大人しく寝ててよ」






頬を撫でるジナの少し冷たい手が気持ちいい


誘われるように意識を手放した







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作者名:HEKi | 作成日時:2023年5月14日 23時

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