検索窓
今日:7 hit、昨日:61 hit、合計:26,995 hit

38 JN side ページ38









「Aっ!!」







勢いよく扉を開けた瞬間

目の前に広がる光景に

忘れていた息苦しさと尋常じゃない動悸が襲ってくる


身体を支えられなくて

全身で息をしながら床に崩れ落ちた







『ジナ!』







駆け寄るAに支えられるようにして

起き上がる



荒い呼吸を繰り返しながら

Aのシャツをぎゅっと握った







JM「大丈夫ですか?」


『ああ
それよりいい加減、そのへんで止めとけって
気失ってんじゃん』







足元に誰かを横たわらせた状態の男


幼い顔つきに似合わない雰囲気を纏わせていた




どこかで見たような、、







JM「僕、こういう人、嫌いなんですよ」


「分かるけど、もういいだろ」







納得がいかないといった様子の男に

Aが溜め息をついた







「…ッ、A…」


『無理して喋んなって』







必死にしがみ付けば

背中をゆっくり撫でてくれる







JM「迷惑を掛けてすみません」


『ジミナが謝ることじゃないだろ』


JM「後のことは僕に任せてくれませんか?」


『いいけど、、あんまりやり過ぎんなよ?』







その言葉には返事をすることもなく

男は道場を出て行った







『ジナ、立てるか?』








だいぶ呼吸は落ち着いてきたけど、、



返事の代わりにシャツを握る手に力を篭めた







― その強さは反則 ―


39→←37



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
168人がお気に入り
設定タグ:BTS , ソクジン , JIN
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:HEKi | 作成日時:2023年5月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。