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28 JN side ページ28
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SG「なぁ、いい加減遅くないか？」
時計を見ると19時を過ぎていた
普段なら30分前には終わっているはずなんだけど
スマホを見てもAから連絡は入ってない
念のためAに電話を掛けてみる
「え？」
廊下で鳴り響いてる音
それが少しずつ近づいてきて
部屋の前で止まった
『ごめん、遅くなって…』
「Aっ！？」
中に入ってきたAは
顔や手のあちこちに傷があった
SG「ここに座れ
消毒してやるから」
先生はAを椅子に座らせると
近くの棚から数種類の瓶を取り出した
途端に広がる消毒薬特有の匂い
ガーゼに薬を染み込ませ
Aの顔や手の傷に当てていく
SG「ここは？こうすると痛いか？」
『ッ！！』
右手首を掴み軽く捻ると
Aの顔が苦痛に歪む
SG「折れてはないけど
軽くヒビは入ってそうだな」
「ヒビ！？」
SG「車出してやるから今すぐ病院に行くぞ」
僕たちはそのままの足で病院へと向かった
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作者名：HEKi | 作成日時：2023年5月14日 23時
