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39 JM side ページ39









Aをリクエストした時点で

彼女たちの思惑なんて

すぐに分かった



それに気づかないのが

Aなんだけど



自分のことにはとことん鈍い



Aの荷物も持って

席を立つ





あいつは僕のだから





視線を送れば

やりとりを見て勘づいたのか

残念という表情の女性たち



落ち着かない様子のAにくっついて

店を出た







『歩ける?』


「うん」







少し酔ったのか

足元が覚束ない僕に気づいて


腰に腕が回される



初めて飲むお酒だったし

思ったよりキツいやつだったかも



まぁ、Aが一緒だからいいや



軽く体重を預けて

ホテルに向かって歩く







『煽ったのはジミナだから』







呟きにAを見れば

ほんのり赤く染まってて



お酒も飲んでないのに







「ちゃんと責任取るって」


『…明日、動けなくても知らないから』


「良いよ」







だって、ずっと一緒に居てくれるだろ?



それに、







「アメリカに行ったら、しばらく出来ないから」







この国を出たら

次は、ニューヨーク


Aのおじいさんたちに

会いに行くんだ







『2人とも楽しみにしてる、って』


「うん、少し緊張するけど」


『大丈夫だよ
ジミナのご両親も認めてくれたんだから』







休暇が始まってすぐ

Aと2人、釜山に行った



僕の両親に挨拶するために







『安心した』


「うん」







2人とも

最初は驚いてたけど


ヒョナの協力もあって

また、いつでも一緒に来なさい、って







「Aのお父さんも」







ソウルに戻ってからは

Aのお父さんの元へも挨拶に行った



そして、お母さんのお墓にも







「ヒョンたちが来るまでに、仲良くなれてたら良いな」







おばあさんが

みんなでおいで、って言ってくれて



まずは僕たちだけが行って


それから、メンバー全員

ニューヨークに集まるんだ







『もう家族が増える、って喜んでるよ』


「そうなの?」


『うん
だから、大丈夫」


「ふふ、そっかぁ」







こんなに色んな人に認めてもらえて


本当に幸せだ







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HEKi(プロフ) - はなふみさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!私も思い入れのある2人なので、時々思い付くんですよね😄その時はまた読んでいただけると嬉しいです! (12月23日 20時) (レス) id: a350bd98b9 (このIDを非表示/違反報告)
はなふみ(プロフ) - この二人がお気に入りのカップルなので番外編とっても嬉しいです。またこの二人のお話が読みたいです。 (12月23日 20時) (レス) @page49 id: 6d9123cedb (このIDを非表示/違反報告)
HEKi(プロフ) - カルラさん» 最後までお付き合いいただいて、本当にありがとうございます!とうとう完結しました😆カルラさんに応援していただいたおかげです!他のお話も更新頑張ります😁 (8月19日 22時) (レス) id: a350bd98b9 (このIDを非表示/違反報告)
カルラ - ヤァぁぁとうとう完結しましたか‼︎長い小説のはずなのに読者側からしたらすんごいあっという間でした笑ほんとお疲れ様でした‼︎最高な小説をありがとうございます!他のHEKiさんの小説も見るのでよろしくお願いします! (8月19日 21時) (レス) id: 634615dde5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HEKi | 作成日時:2023年8月11日 20時

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