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43 JM side ページ43









「…まだ戻ってない」







Aの部屋の前


一向に開かないドアに向かって

1人呟いた




“ 無事終わったら続きをしよう ”




思わず零れ落ちた言葉


それでも後悔はしてない



Aが危険に晒されて

何かあったらと思うと


自分の時以上に怖かった




安心させてほしくて

身をゆだねたら受け入れてくれたA




結局うやむやになってしまったけど

あのまま最後までしても良いと思ってた





だから

こうして部屋まで来たのに







「はぁ…」









Aはユンギヒョンと一緒




2人の間には

僕には越えられない絆がある



前にレコーディングで調子が悪かった時

多分、ユンギヒョンが何かしたんだと思う


あっという間に調子を取り戻したA



その時の2人の様子が

僕たちに見せる姿とは違って見えた



ユンギヒョンもそう



ジニヒョンにすらあまり甘えないのに


何かあった時

ヒョンが向かうところはAだった




やっぱり流されただけなのかも…




それを確かめたかったんだけど



打ち上げが終わってから2時間


全然戻ってこない



カトクをしても返事がなくて







「もういいや」







自分の部屋に戻ろう







44→←42



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作者名:HEKi | 作成日時:2023年2月26日 1時

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