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結局

次の日も仕事と練習でバタバタしてて


お互いあの件に触れることもなく

コンサート当日を迎えた







SJ「A
おじいさんたち来たから」







ここニューアークとじいじが働くニューヨーク警察とは

目と鼻の先ほどの距離


おかげで知り合いも多いじいじが

色々掛け合ってくれた







「A!」







母さんが亡くなって以来

初めて顔を合わせるばあば


続く脅迫騒ぎで

かなり心配をかけていた







「あの子を亡くして
貴方までなんて絶対嫌よ」


『わかってる』


「ほんと、負けん気の強さは
あの子そっくりね」


『母さんの息子で
ばあばたちの孫だからね』







元を辿れば誰に似たのか



心配してくれてるけど

ばあばは芯の通った人


だから、この状況でも笑っていて

少し気が楽になった







「あの子が守ってくれるわ」







そう言って

つけていたペンダントを俺に


先端のロケットには母さんの写真







「じいじも警備に協力するって」


『ばあばは客席?』


「そうよ」







それなら、と

用意していたアミボムを渡した


じいじの分も2本持って

応援するからね、と張り切っている







『じゃあ、楽屋に行こうか
メンバーに紹介するから』







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作者名:HEKi | 作成日時:2023年2月26日 1時

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