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事務所に着くと

ソンドゥク先生とダンサー全員

そしてパンPDが会議室で待ってくれていた







『ジミニヒョンの時と同様に
コンサートを中止する気はありません』







俺の答えを予想していたのか

特に慌てる様子もなく

みんな静かに聞いていた







『結果的には何もないかもしれません
ただ、このまま怯えてるだけなのも嫌です』







今回やその前のことも考えると

何も起こらない可能性は高い



でも、絶対とは言い切れない







『前からやってみたかったことがあるんです』







こんな風に実現させるつもりはなかったんだけど







『ニューアーク公演の2日間
ソロ曲を別のものにします』


「「「え?!」」」







さすがのヒョンたちも驚いた様子だ







RM「2日間とも別の曲をやるのか?」


『はい
ユンギヒョンが作ってくれた曲がまだあるので』


JH「あと2週間だぞ」


『わかってます
それに皆さんの協力がなければ無理なことも』







ざわつき始めたダンサーたち



当然だ



本番まであと2週間


2曲分の振付を新たに作って

残りの時間でそれを覚えないといけない



相当無理なスケジュールなのもわかってる



それでも負けたくなかった







『やってもらえますか?』




<やろう!>


<俺たちもプロだからな>


<こんな脅迫なんかに負けてたまるか>




『ありがとうございます』






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作者名:HEKi | 作成日時:2023年2月26日 1時

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