煌めく花月に導かれ ページ22
あれから練習したけど、完璧に踊れてる気がしてない…もう明日は本番なのに…！！！
「はなかー！」
「…あ、ひな！」
「はいこれ！今日はこの入浴剤ではいろ！」
「ん…？カーネーションの香り…？」
「そう！リラックス効果抜群だよ！体も疲れてるだろうし、今日はゆっくり休んで！」
「ありがとう…！！！ひな…」
「…大丈夫だって、確かに、あとの二人はかなりの強敵。ねむちゃんは眠れる森の革命児って呼ばれてるし、ようかちゃんも看板娘で有名だった上にアイドルとしての才能も認められてる。でもはなかもその2人と同じステージに立ててるってことは、実力はそう変わらない。絶対大丈夫。信じて。」
「…よし！！！うじうじしてても変わんない！！私なりの全身全霊のアイカツ！！！絶対する！！それで勝つ！！絶対！！！よしひな！お風呂入って寝るよ！！」
「それでこそはなか！よし、じゃあお風呂沸かしてくるからね！」
ーーー
「やばい緊張する！！！」
「はなか！ファイト！！」
「見てるんだからね！」
「あ、ねむちゃん！！！」
眠りの時間は微睡んで、不幸の欠片はひとつも無い！
「す、すごい、ドレスが…」
「ぴっかぴかですわ…！」
「ほんとに完璧…」
ｳﾜｧｧｧｧｧｱ!!!!!!!!
「すごい歓声…」
「次はようかちゃん…」
花散る夜には甘美な団子、甘いキスよりお菓子が欲しい!!!!
「眩しいぐらい光ってる…!!!!」
「ようかちゃん…ほんとに凄い、すごすぎて何も言えない…」
ｶﾞﾁｬ
「はなかさんスタンバイお願いします」
「は、はい！」
「いってくる…」
「「「頑張って！！はなか！！」」」
ー
負けるかもしれない…でも全力の、アイカツを！みんなに届くように！！
「私のアイカツ！花のように咲き誇れ！！」
可愛いドレスと、可愛い世界、ひとつになれば私の世界！
(ど、どうしよう、ドレスひからない…！！)
「はなか…」
子鳥のさえずり聞こえたら、朝の準備しなくちゃ！
(もう後半…どうしよう…！！)
「はなか！！！！リラックス！！！！思い出して！！！大丈夫だって！！！！」
ハッ…！
ﾋﾟｼｬｰｰｰｰｰﾝ!!!!!
「眩しっ!!!!!」
「1番光ってるんじゃない？あの子」
「最初ダメダメだったけど…」
「やった！はなか！！」
ーーー
「結果発表！」
「…」
「優勝者は…」
早乙女 はなか！！！！
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!!!
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作者名：エイミー | 作成日時：2020年12月6日 16時
