9話 ページ10
幹雄side
目が合って少し間があった後、彼女の方から声をかけてきた。
『あっ、あの！幹雄さんっおはようございますっ！』
「ん、Aさんおはようございます。朝早いんすね〜学生って大変やなぁ〜」
『いえいえ！幹雄さんこそ朝早くからお仕事大変ですね！夜も遅いですし･･･』
やっぱこの人可愛いな。
顔を赤くしてる所が一生懸命話してくれてる感じがしてなんか嬉しいなぁ〜この時間に家出てよかった･･･なんて、変態かオレは！！！
「う〜ん、まぁ大変っちゃ大変っすけど慣れかなぁ〜･･･というか、その格好で寒くないんすか？？」
彼女によく似合う白のニットとねずみ色のミニスカート。いくらその上にコートを着ていてもすごく寒そうだ。というか首元開きすぎでしょ･･･
『知ってますか幹雄さん！！オシャレは我慢ですよっ！』
おっおお･･･！急に上を向いて目を合わせてきたと思ったら、なんて可愛いことを言い出すんだこの人っ！
「女のコは大変っすね〜オレだったら年中ジャージで過ごしちゃいそう･･･でも、我慢しすぎちゃダメっすよ〜？首元寒そうやしオレなんかので良ければマフラー貸しますけど･･･」
足はまぁミニスカートやからどうしようも無いから首元だけでも･･･と俺の首にしているマフラーを外す。そんなジジくさいやつでもないし妹に貰ったから女子でもつけれそうなデザインやからAさんが付けてても違和感はないかな･･･？
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・・*・
Aside
へっ！？いま幹雄さんなんて言いました！？！？
『そっそんな！！！それだと幹雄さんが寒くなっちゃいますよ！？！？』
急な展開に頭がパンクして顔が赤くなっているのが分かる。
「オレは車で会社行くからそんな寒くないけどAさんはそうじゃないでしょ？やからほら、早くしないと遅刻しちゃうし･･･」
そう言って私の首にマフラーを巻いてくれる。
高身長の幹雄さんは私に身長を合わせるために少し屈んでくれて、綺麗なお顔が目の前にある。こんなに近くにかっこいい男の人の顔がっ･･･///ドキドキと心臓の音がうるさい。
「んっ！できた！ちょっと男っぽいやつしかなくて申し訳ないけど･･･」
『あっありがとうございますっっ！明日洗って返しますね！！！』
『別に洗わんでもいいっすよ〜俺が好きでやった事やし。じゃ、学校頑張ってくださいね〜』
『幹雄さんも頑張ってください！』
いつもより少し早く家を出てよかったかも･･･
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ざくろ - にゅるいさんとのこれからの絡みがすごく気になります…！更新楽しみにしています！ (2020年5月10日 23時) (
レス) id: ddf4661f22 (このIDを非表示/違反報告)
そぅ - にゅるいさんの小説あまりないので楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2020年5月9日 18時) (レス) id: fdbddbf1d3 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷ - とても良かったです！！！！ゆっくりでいいので再新待ってます！ (2020年5月9日 3時) (レス) id: 895a16bc8d (このIDを非表示/違反報告)
クララが立った！(プロフ) - 皆さんこんばんは。作者です！更新遅くなってほんとうに申し訳ないです。。私がいない間にたくさんのコメントやお気に入り登録してくださりありがとうございました！続編頑張ります！こんなマイペース作者で申し訳ないですが応援してくださると幸いです。 (2020年5月9日 1時) (レス) id: af8ae4ad75 (このIDを非表示/違反報告)
ざくろ - にゅるいさん好きなのでめっちゃ嬉しい...更新まってます！ (2020年5月3日 23時) (レス) id: ddf4661f22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クララが立った！ | 作成日時：2020年1月2日 0時
