山口姉 ページ18
「み、みみみみ見てないから!!!!なにも!!!!!!!!」
「ギャァァァァァ!!!!!!」
山口家、修羅場
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ことは数分前に遡る。
親も弟も夜が遅くなると言うから、今日は彼氏を家に呼んでいた。
高校生、付き合って2ヶ月、2人きり。
そしてソファーの上。
気持ちが昂ってしまうのは至極当然のことですよ。避けられない運命ですよ。
「なぁ……A、」
「んっ、待ってたかひろ……」
2人の間に流れる甘い空気……
唇と唇が触れたその瞬間……
ガタッ
「…………?!」
「…………ウワァ…」
ドアから顔を覗かせたのは、
………顔を真っ赤にした弟と、
冷めた目でコチラを見つめる金髪。
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「ギャァァァァァ!!!!」
そして響く私の絶叫。
ここで冒頭に戻るわけである。
いや、うん。
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冷静でいられるわけないでしょ!!!!!!
「た、たたたたたた忠ぃぃぃ?!?!」
「ごごごごごめん!!!!」
「アッ、僕もイマース」
「蛍くんーーーー!!!!!!」
今日遅いって言ったじゃん!!!!
「た、体育館が!!点検だったので!帰るしかなくて!!」
「わぁぁぁぁぁぁ!!!!」
タイミング良すぎ!!!!
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ていうかさっきから彼氏が横で爆笑してるんですけど!!
笑いすぎてソファーに倒れてるんですけど!
「笑わないでよぉ!!!!」
「いや、悪いwwww」
「反省してないじゃ「あっ!!!!」えっ?!」
急に声を上げる弟。
え、何?!
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「青城の………!!!!」
彼氏のピンク頭を指差しながら目を見開く弟。
「あっ、烏野のメガネとピンサー」
「えっ何、知り合い?!」
それはヤバくない?!
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「へぇ、青城の3番サンってリビングで彼女襲うタイプなんですね」
「いやいやいや待って待って蛍くん!!!!」
そして半笑いで乱入してきた金髪のせいでさらに現場は修羅場。
「あー、おう。ソファーの方が好きかな」
「貴大ぉぉぉおお?!?!」
それに当たり前のように答える彼氏のおかげでもうカオス。
忠はもう倒れそう。
私も倒れそう。←
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「なんでそんなに冷静なの?!」
「いやこれでも大分焦ってるけど」
「ウソ!!!!」
とりあえず真顔で答えるピンクを1発叩いた。
だがしかし状況は変わらん!!
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Yuna(プロフ) - 気長に待ってます!作者さまお体にお気をつけて、無理しない程度に頑張ってください! (2月25日 10時) (レス) @page38 id: 3728fbebde (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 白布姉の話クオリティ高すぎてもう普通に公式エピソードにあってもおかしくないくらいでした‥‥文のレべル高すぎません‥‥? (2022年9月9日 21時) (レス) @page23 id: 9441486e53 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 私孤爪さん、国見さん好きなんですがもうこの話大好きです。「無人島に持っていきたいぐらいです」黒尾くんの話もすきで、カレーwwwww 長文もうしわけございません。更新頑張ってください恐れながら応援しております。 (2022年8月22日 16時) (レス) @page37 id: 3a818a2bd4 (このIDを非表示/違反報告)
萌憂(プロフ) - 弧爪じゃなくて孤爪です。 (2021年2月9日 12時) (レス) id: f803e16cb6 (このIDを非表示/違反報告)
日詩(プロフ) - 茂庭さんのお姉さん書いてもらえますか? (2020年12月7日 17時) (レス) id: 6c7e156b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵www | 作成日時:2017年4月23日 0時