幼なじみの君と2

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撮影が終わり楽屋に戻ると



A「あれ？春子さんとみんなは？」


紗奈「春子さんはもう別の現場行きました！メンバーの皆さんはちょっとリハするみたいです！」



良いのか悪いのか偶然にも

楽屋には紗奈ちゃんと私の2人




…今しかないよ






A「あのね、紗奈ちゃん、、私、好きな人、できた、の、、」


紗奈「…ふふ、、Aさん、私、メイクさんになる前からずっと玲於さんが憧れで、やっとメイクさんになれたって思ったら良くしてもらえて凄いもっと好きになっちゃったんです」


紗奈「…だから本当に、本当に大好きで、、」




泣き出してしまった紗奈ちゃんに

自分のことをなかなか言い出せないでいると







紗奈「………だけど、メイクさんになってもう1つ気づいたことがあるんです、、」


A「…な、に？」




紗奈「玲於さんには大切な人がいるってこと、、そして、玲於さんのことを大切に思ってる人もいるってこと、、」



言っていることが分からずに

そのまま話を聞き続けると




紗奈「、、だから私は諦めます、絶対その人の方が玲於さんを幸せに出来るし、、」





紗奈「、、しかも、Aさんのこと1番幸せに出来るの玲於さんだから、、」




少し悲しそうにそう言った紗奈ちゃん






A「紗奈ちゃん、、」


紗奈「Aさん、絶対幸せになってください、絶対に！諦めるとかないですからね？」


A「ありがとう紗奈ちゃん」






…私かわいい後輩になんてこと言わせてるんだろ

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