３９、《君は運命》 ページ39
・
パシャ
『ん…』
俺の大好きなシャッター音で、目が覚める
『な、に…撮っとるん？』
「康二が俺の腰に巻きついて寝てる写真」
『け、消せ！』
ヒラっと見せられたスマホを奪い取ろうとしても、華麗に避けられて
『うわっ』
「朝から大胆」
俺がめめの上に乗っかる図になってもうた
は、嵌められた！！
「記念に1枚」
『あほっ！』
「いたっ」
ゴンっと、顔面にスマホが落ち、その隙に奪い取る
『って、俺ばっかやん』
アルバムをスクロールしていくと
俺が寝てたり、料理してたり、メンバーと話して笑っとる写真
『隠し撮りやし、ブレッブレやん』
「だって、気付いたら消されるでしょ？」
今みたいに、と呟いて珍しく拗ねた
こーゆーとこで年下 全開にすんの、ズルいねん
目黒蓮は、ほんまにズルい男やで
『消さんよ』
「おお、やった」
『ほな、メシにするで』
「俺も手伝う」
めめに腰を支えられて、2人で仲良くベッドから抜け出す
そして、キッチンで並ぶ光景
それに俺の頬はアホみたいに緩んでもうて
隣で調理器具を洗うめめに頭を預けた
『一緒に住まへん？』
「え」
『うわっ、水！！』
「あ、ごめん」
ドンピシャの角度で 俺の顔に水が直撃し、めめは自分の服で抱きしめるように拭いてくれた
「今の、本気？」
『嘘に思えたんか？』
「一回断ったくせに」
『あんときは精一杯やったもん』
「うん、わかってる」
むぎゅ、と頬を挟まれて 上を向かされる
あ、可愛い
不意にそう思ってまうほど
めめは幸せそうに笑って
せやけど、薄らと涙を浮かばせた
『で、どうすんや？』
答えなんて、一つだけやろ？
その通りで、めめは迷いもなく
「一緒に暮らそ」
そう言って、唇を重ねた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1151人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黄橙兄弟よりの箱推し(プロフ) - 完結おめでとうございます！BLというものにハマったばかりで知らない単語がたくさん出てくる中、勉強しながら読ませていただきました！スメシさんの小説により思いっきりBLへ沼りました…♡笑これからも沢山読ませていただきます！ありがとうございました！ (6月17日 14時) (
レス) @page43 id: e613bd49af (このIDを非表示/違反報告)
スメシ - あゆさん» コメントありがとうございます。完結できたのは、ご愛読してくださったお陰です。ありがとうございました！めめこじ厨の作者には嬉しすぎるお言葉です！ぜひ、次の機会がありましたら宜しくお願いします！ (2021年3月8日 21時) (レス) id: 2e3f726332 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！めめこじが大好きでドキドキしながら拝見してました。次回作もとても楽しみにしています！ (2021年3月8日 14時) (レス) id: 6ef3ec4d5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スメシ | 作成日時：2021年2月23日 9時
