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よかった、周りに誰も居らんくて
『めめ、なんで待っとるんや』
「待ってないよ」
『でも、1時間も待ってたって…』
顔を見たくて上を向くと、大きな手が頬を包んだ
「待ってない、迎えに来た」
『え？』
そこ、拘るんか？
「もう先延ばしにしないで、ちゃんと康二からの気持ち受け取るから」
『め、めめっ』
コツンと額が合わさって、二人の息が掛かる距離に近づく
「でも、その前に 俺の話聞いてくれる？」
その問いに答えるように
『っん』
俺は短く唇を重ねた
『俺も、もう逃げへん』
「うわ、ずるい」
『むっ』
めめからの仕返しのキス
深くなると思いきや
「おしまい」
『え、』
「後で好きなだけしてあげるから」
それまでの代わりなのか、俺の頭を撫でて手を繋いでくれた
そして、めめは話を始める
「恵比寿さん……Ωの彼女がいるんだよね」
『え、そうなんか！？』
「言っていいのか分かんなくて黙ってた、ごめん」
そんなん、俺が悪いやんか
なんも考えずに怒って、拒絶して
『うっ…、謝んのは俺やっ』
「泣かないでよ」
『ごめん、話続けてや』
「わかった」
それから聞いた話によれば
恵比寿さんが恋人と番になりたいという相談を めめにして
同性での恋愛をしている身として放って置けなかった
らしい
『でも、なんで めめに相談したん？』
「あー、それは」
『なんや、歯切れ悪いで？』
少し気まずそうな顔をしたと思うたら、スマホを見せてきた
『こ、れ…俺やんか』
「うん、恵比寿さんに見られた」
『は！？』
そのスマホの待ち受けは
裸の俺が、めめの手を握って寝てる姿やった
『なんで撮ってるんや…』
「ごめん、可愛すぎたから」
『おわっ』
また、抱きしめられた
今度は力強く
“ もう離さない ” という、めめの意思表示
「ねえ、康二の家行ってもいい？」
『ん、ええよ？』
俺はゆっくりと背中に手を回す
これは “ 受け入れる ” という、俺の意思表示
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黄橙兄弟よりの箱推し(プロフ) - 完結おめでとうございます！BLというものにハマったばかりで知らない単語がたくさん出てくる中、勉強しながら読ませていただきました！スメシさんの小説により思いっきりBLへ沼りました…♡笑これからも沢山読ませていただきます！ありがとうございました！ (6月17日 14時) (
レス) @page43 id: e613bd49af (このIDを非表示/違反報告)
スメシ - あゆさん» コメントありがとうございます。完結できたのは、ご愛読してくださったお陰です。ありがとうございました！めめこじ厨の作者には嬉しすぎるお言葉です！ぜひ、次の機会がありましたら宜しくお願いします！ (2021年3月8日 21時) (レス) id: 2e3f726332 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！めめこじが大好きでドキドキしながら拝見してました。次回作もとても楽しみにしています！ (2021年3月8日 14時) (レス) id: 6ef3ec4d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スメシ | 作成日時：2021年2月23日 9時
