２２、 ページ23
・目黒目線
部屋から追い出され、次のサボり場を探していると
「お前、何やってんの」
『しょっぴー、』
空き教室から しょっぴーが出てきた
『何って、なに？』
「関西人とキスしてたろ」
『あれは、流れ？』
「動揺してのバレバレ」
そりゃ、動揺すんだろ
普通に抵抗もなしに、男にキスしてんだから
分かんねーけど、
可愛いって思ったら、体が勝手に動いてた
多分、チャイムが無かったら危なかったやつ
「好きなわけ？」
『別に、流れって言ったじゃん』
「っは、どーだか」
やけに俺に突っかかってくるんだけど、なんで？
俺、しょっぴーのこと怒らせた？
あ、そーゆーことね
『舘さんだっけ？
その人と喧嘩してるから羨ましいんだ』
冗談で軽々しく言っただけなんだけど
盛大な地雷だったらしい
ゴンッ！！
壁を殴る音がした
いくら老朽化が進んでると言っても、壁にヒビ入るってことあるの？
「黙れ」
『…ごめん』
流石に、俺は しょっぴーに勝てないから、大人しく謝っておく
「ッチ…」
『？』
怒りが収まってなさそうだったのに、何かを見つけた途端に舌打ちをした
「次はねーから」
『え、』
「邪魔だよ」
『あ、ごめん』
わざとらしく俺の肩にぶつかって、横を通り過ぎて行った
しょっぴーは何を見つけたのか、気になって見ると
「お前、翔太と喧嘩しすぎ」
『ふっかさん』
そりゃ、しょっぴーも舌打ち吐き捨てたくなるわって思う人が立っていた
「俺に感謝しろよ〜？」
『あざっす』
「感情込めろよ笑」
不満を漏らしながらも、上機嫌になるふっかさん
この人、結構可愛い人なんだよね
バケモノとか顔デカいとか揶揄われてるのが、よく分かんないくらい
そんな風に、俺は可愛いって思う ふっかさんだけど
しょっぴーも逆らえない
なんなら校内の不良を手駒にしてて、近隣の学校にもオトモダチやらがいる
マジで怖い…
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スメシ - スーさん» コメントありがとうございます。ストーリーに関しては結構練っていまして、そのようなお言葉を貰えてとても嬉しいです！応援、とても力になります！これからも楽しんでいただけるように精進いたします！！ (2021年3月18日 11時) (
レス) id: 2e3f726332 (このIDを非表示/違反報告)
スー - 今日このお話を初めて読ませていただいたのですが、ストーリーが素晴らしくて、とっても続きが気になりました…！！応援させていただきますので、これからも更新頑張ってください！！ (2021年3月17日 19時) (レス) id: 8ab2b29f53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スメシ | 作成日時：2021年3月8日 21時
