２１、 ページ22
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『あぁぁああ！？』
何が起きたのか
驚きすぎて、腰から崩れ落ちる
い、今…
『触った、よな？』
「みたいだね」
騒ぐ俺と真逆のめめ
それもそうや、めめにとってキスなんか減るもんやないんやろ
俺は減るけどな！？
なんてったって…
『初めて…やったのに』
「え？」
『ファーストキスが事故やなんて』
せめてもの救いは相手がめめ、好きな人ってことだけや
「事故ってことが嫌なわけ？」
『当たり前やろ！』
「んじゃ、」
『へ？』
めめ はしゃがみ込むと、俺の後頭部に手を添えた
そして、そのまま引き寄せられて
『ん！？』
唇を奪われた
しかも、一瞬やない
なかなか唇が離れん
どうすればええんやー！？
「口、開けて」
『えっ』
今の瞬間、緩んだ隙は見逃されることなく、舌が捩じ込まれてくる
『んっ！！……ゃ、らぁっ』
「ヘタクソ」
『あぅっ』
行き場もなく溜め込まれていた唾液が垂れる
キスってこんなにイヤラシイんか？
甘酸っぱいどころか、甘すぎて胸焼けしてまう…
キーンコーンカーンコーン
「あ、鳴っちゃったね」
『た、いく…』
「その顔で出るの？みんなビックリするよ？」
『ばっ！！』
シュルッとネクタイが外されて、ボタンにまで手が掛けられた
「ほら、着替えるんでしょ？」
『じ、ぶんで…やる！！』
「おおっ」
なんとか誘惑に打ち勝って めめの腕を退かし、机の上の体育着を手に取った
『な、に…見とるんや』
ジロジロと視線を感じて、ちょいと睨んでみると
ニヤッと笑った
「いいじゃん、男同士だし
ファーストキスの相手じゃん？」
ぺロっと舌なめずりまで披露されて、全身の血液が沸騰する
『あ、あほあほあほ！』
「え、ちょっ、」
叫びながら めめを廊下に摘み出して、すぐに鍵を掛ける
『もう…人の気も知らんでっ』
熱くなった今の状態で、授業どころや無くなってもうたから
俺は初めて授業をサボった
もちろん、照兄と阿部ちゃんには叱られた
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スメシ - スーさん» コメントありがとうございます。ストーリーに関しては結構練っていまして、そのようなお言葉を貰えてとても嬉しいです！応援、とても力になります！これからも楽しんでいただけるように精進いたします！！ (2021年3月18日 11時) (
レス) id: 2e3f726332 (このIDを非表示/違反報告)
スー - 今日このお話を初めて読ませていただいたのですが、ストーリーが素晴らしくて、とっても続きが気になりました…！！応援させていただきますので、これからも更新頑張ってください！！ (2021年3月17日 19時) (レス) id: 8ab2b29f53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スメシ | 作成日時：2021年3月8日 21時
