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29、 ページ30






保健室に着くとタイミングが良く、養護の先生は居らんかった






「ここ座って」


『おう』




慣れた手つきで椅子に座るように促され、大人しく従う








「まず、服脱いで」


『は?』


「腹、蹴られたでしょ?」





めめが取り出したのは湿布


え、それを めめに貼ってもらうん!?






『じっ、自分で貼る!』


「なんで照れてんの笑」





慌てて、めめの手から湿布を奪い取って背を向ける








『うわ、結構痣になっとる』


「しょっぴーの蹴り強いからね」




蹴られたのはさっきやのに既に赤黒い


たしかに、めちゃくちゃ痛かったもんな…うん







『んっ、ぅ』


「貼れた?」


『お、う』


「じゃ、こっち向いて」






ゆっくりと肩を掴まれて、めめの方を向く






『いだっ』


「我慢して」


『う、ん』




ポンポンと消毒をさて傷に染みるけど、気になるのは







 




近づいた綺麗な顔




そして、俺の視線を最も奪うのが






 






この前キスを交わした、唇





 




「見過ぎ」


『へっ』


「俺の口」






ワザとらしくニヤッと笑うから、俺の心臓が更に騒ぐ






『そ、なに…見てへんっ』


「嘘、キスしたいんでしょ?」


『やっ』





アザのある頬に優しく触れられて




痛いはずなのに




 






なぜが擽ったくて、体が反応してまう






 




「やだの?」


『え、それは…その』





そりゃあ、キスしたいですよ?



したいっていう気持ちはあるんやけど






 





これは完全に揶揄われてるから




俺は素直になれへん






 





それに、








めめは男の俺にでも軽い気持ちでキスするんや、




そんな思いで苦しくなってまう







 




“ ダメや ”




そう言おうとしたんが、めめにも伝わったのか






俺の言葉より先に






 






 





「残念、時間切れ」


『えっ』






唇が重ねられた

30、→←28、



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設定タグ:SnowMan , めめこじ , mmkj   
作品ジャンル:恋愛
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スメシ - スーさん» コメントありがとうございます。ストーリーに関しては結構練っていまして、そのようなお言葉を貰えてとても嬉しいです!応援、とても力になります!これからも楽しんでいただけるように精進いたします!! (2021年3月18日 11時) (レス) id: 2e3f726332 (このIDを非表示/違反報告)
スー - 今日このお話を初めて読ませていただいたのですが、ストーリーが素晴らしくて、とっても続きが気になりました…!!応援させていただきますので、これからも更新頑張ってください!! (2021年3月17日 19時) (レス) id: 8ab2b29f53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スメシ | 作成日時:2021年3月8日 21時

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