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急に泣き出した私に二口くんはビックリして慌てた


「おい、何で泣くんだよ!」


首にかけてたタオルを頭から被せられる


「汚くないから使えば」


冷たかったり、優しかったり


二口くんの行動一つひとつに踊らされる


(ああ、こんなにも好きになってたんだ)


「じゃあ」

と席をたち出て行こうとする二口くんの背中に


私は抱きついた


「…?!おい!」


ビックリしてる二口くんをよそに


私は二口くんに思いをぶつけた


「そのまま聞いて!何で怒らせちゃったのか分からないの…ずっと考えても全然思い当たらなくて…教えてほしい何で怒らせちゃったのか…」


すると私の腕を解いて私と向き合う二口くん


「俺見たんだよね駅で男といるAの事。彼氏だろ?だからあの日慌てて帰ったんだろ?」


駅で男と…?


「え、違う!あれは私の中学の同級生で彼氏でもなんでもない!!」


キョトンとする二口くんにちゃんと説明する


「あの日私中学の時の友達と遊ぶ約束してたの。
楽しみにしてて急いでたから…
女の子だけで遊んでて途中で男子とも会ったからみんなで遊んでて二口くんが見た男子と帰る方向同じで駅まで一緒に帰ってただけなの!」


「…なっ…紛らわしいんだよ!/////」


ガクッとその場に座り込んだ二口くん


私も二口くんの前に座って二口くんを見る

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作者名: | 作成日時:2020年3月13日 14時

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