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第三話 準備その一 ページ4

次の日。九喇麻の元でチャクラと言うものについて教わる。


そして、そのまま感覚をつかめと言われたので手のひらにチャクラを練って具現化させてみる。


「…できた。」


《ふぁッ!なんだと?!》


チャクラを練ったほうの手のひらを見せる。


確かに出来ていた。


九喇麻はこう思った。


《(コイツヤベェ。)》


と。


《じゃあ次はそれを使った変化の術だ。印を組み、身体中に薄くチャクラを流して、そうだな…犬に化けてみろ。》


適当にお題を出した。普通は手本を見せるべきだが、出来なかったら見せてやろうと思い、放置した。


「え!お手本をないの?!…やってみる。」


案の定、一言文句を言われたが、それだけだった。


「…変化!」


ポフン


と、そこに現れたのは、可愛らしい柴犬。成功したのである。


《(こいつマジやべぇ)》


「やったぁ!出来たよ九喇麻!」


《あ、ああそうだな。出来てよかったな。》


出来てよかったどころの話ではない。ミナトや、他の忍よりももっとすごい才能をもっている。と、九喇麻は思っていたが、口には出さなかった。


「うん!次教えて!」


《じゃあ次は、分身の術を教えよう。分身の術は実態の無い自分を何人も作り出す技だ。まぁ、取り敢えずやってみろ。》


こんな簡単な説明だけで出来たらもう化けもんだな…と、考えていた九喇麻だったが、彼は、グレースフィールドのフルスコアを舐めていた。


「えっと…ぶ、分身の術!」


ボンッ!


煙が晴れると、"実態"を持った"影分身"が10人ほどたっていた。


《ファッ?!》


「わぁ!凄い!私がいっぱい!鬼ごっこに使えそう!」


《(あれぇ?なんでこうなったんだっけ?)》


軽く現実逃避しながら九喇麻はおもった。いや何、分身を教えたあとで影分身教えようと思ったのになにすっ飛ばしておぼえてんの?と、なっていた。


「すごいね!教えてくれてありがとう!九喇麻!」


と、弾けんばかりの笑顔が九喇麻に向けられたので、よろこんでるならいっかとなる九喇麻であった。


ーーーーーーーーーーーー
日記

約ネバのゴールデンポンドで会った彼らを思い出す。九喇麻はコイツヤベェと言っていた。彼らはグレースフィールドやべぇとよく言っていた。ほんと、九喇麻は私の知っている彼らによくにている。









悲しくなるぐらい。

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にょんにょこ - すごい面白いです!更新頑張ってください! (2021年2月23日 13時) (レス) id: 4c47e0ff8e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スルメちゃん | 作成日時:2021年2月3日 14時

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