黒の組織のとある幹部の話

37話 ページ38

〜江戸川コナンside〜


松田刑事達もお店を出ていったし、お客さんも今はいないし、2人にAさんの事聞こう...


コナン「安室さん、緑川さん!!」

安室・緑川「どうしたんだい?/なにー?」

コナン「Aお姉さんの事なんだけど、あの人って組織の人、だよね?」

梓さんに聞こえない様に少し小さい声で喋る

安室「どうしてそう思ったんだい?」

コナン「だって、ミステリートレインの時って安室さん、バーボンとして来てたんでしょ?だったら普通に考えて、組織の一員だと思うんだ」

安室「...ああ、組織の一員だが、彼女は普通じゃない」

もしかしてNOC!?

コナン「なんで普通じゃないの?」

緑川「じゃあ、もしコナンくんが組織の一員だとして、3人一気にNOCが分かっても、ジンとかに言わず、"生きていて欲しい"なんて言う?」

コナン「僕がNOCじゃないならジンにはそりゃあ言うし、生きてて欲しいとは言わないでしょ...ってもしかして!!」

緑川「そう、彼女は何故かNOCを助けたんだよ」

コナン「え!?」

緑川「そのNOCっていうのが、俺。彼女が居なかったら、俺は今頃幽霊にでもなってるかもなw」

コナン「じゃあ彼女は緑川さんが公安だって事知ってるの!?」

安室「僕が公安だって事と、赤井がFBIだったって事もな」

え!?

コナン「彼女もNOCって事はないの?」

安室「それはないよ」

緑川「彼女、学生の時からいたみたいだから...」

コナン「彼女が何か企んでるって事は!?」

緑川「それは分からない。でも強いて言うなら...」

安室「何かあるのか?」

緑川「嫌、大した事じゃないけど、急に"明日ギターと料理教えて"とか、1番びっくりしたのが"今から料理教えて"だったかな...?」

安室・コナン「「え?」」

びっくりしてすげー情けない声出ちまった...安室さんも同じだし...

コナン「でもなんで!?」

緑川「ジンやベルモットに自分で作った物を食べさせたらまた食べたいって言ってくれた、とか言ってたっけ....」

安室「偶に3人で料理食べてる所は見るな...」

コナン「でも緑川さんって結構忙しいんじゃないの?」

緑川「ああ、忙しいよ?ポアロに、ゼロの部下をやってるから...でも断ろうとしたら、ジン達に言うよ?とか声色変えて言うから断れないんだよね...」

安室「本気でｺﾛす気はないらしいけどな...」

コナン「そうなの!?」

安室「ああ...彼女、ウイスキーでは緑川には1番懐いていたと思うし...」

コナン「ウイスキー?」

38話→←36話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す