リーダーの弱音�� ページ7
Aside
俺を抱きしめたまま泣き出したスンチョラ。
俺の服の肩口は徐々にその熱い涙で濡れていく。
「も〜、スンチョラはいっつも俺の服濡らすんだから〜w」
なんて冗談交じりで笑えばスンチョラは謝る。
SC「…ごめん」
ごめん、なんて呟きながらも涙が止まることは無い。
それで良いんだよスンチョラ。
普段リーダーとして、最年長として、強いところしか見せないんだから。
「大丈夫だよ、スンチョラ。皆もスニョナも分かってるよ」
そう優しい声で話し掛けながら頭を撫でてやればスンチョラはぽつりぽつりと語りだす。
SC「…でも、あそこまで言わなくても良かった、俺を責めるような…目をしてたやつだって居た、でも、俺はっ…リーダーだから…っ」
嗚咽混じりに教えてくれたスンチョラの本音はやっぱり昔の優しくて少し弱気なスンチョラのままで。
「うん、そうだね、スンチョラはSEVENTEENのリーダーだから。それにドギョムやスングァニのことを考えて、スニョンが同じことを繰り返さないようにってきつく言ったんでしょう？」
知ってるよ、スンチョラ。
俺だけじゃない、本当はメンバー全員分かってるよ。
ただちょっと素直になれなくて、受け入れられなかっただけなんだよ。
SC「酷い奴、だよな…っ、俺っ…スニョナを、傷つけた…っ」
いつも恨まれ役も嫌われ役も買って出てくれる俺たちの強くてかっこいいリーダーの背中は今は少しだけ小さくて。
震える身体を抱き締めて、子供をあやす様に身体を揺らしながら俺はスンチョラに笑いかける。
「スンチョラは酷い奴なんかじゃないよ、大丈夫。リーダーとして頑張ってくれてるの知ってるよ、いつもありがとうスンチョラ。」
SC「…どういたしまして」
なんて話している内にスンチョラの涙は収まってきたみたいだ。
顔を上げたスンチョラの目は涙のせいで真っ赤に充血して、長くてふさふさの睫毛は濡れて張り付いている。
「あーあ、せっかくのイケメンが台無しだよ〜？」
なんてからかいながらもこんな姿を見れるのは自分だけなんだなぁ、なんて思う俺は最低だ。
JS「スンチョラ、A、入っても良いかな？」
コンコン、というノック音の共に聞こえてきたジスの声に俺は「良いよ」と返事をする。
きっとスニョナを見つけて、話してきたジスが連れ帰ってくれたのだろう。
練習室に入ってきたスニョナはスンチョラに負けず劣らずの泣き腫らした顔をしていて。
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圭太(プロフ) - 続きの更新ぜひお願いします！ (2021年12月22日 21時) (
レス) id: 87ffa8cf92 (このIDを非表示/違反報告)
白蓮(プロフ) - もう終わってしまうんですか？すごく面白くて続きが気になります！！ (2021年7月22日 0時) (レス) id: d25d7a91ad (このIDを非表示/違反報告)
みかづきも(プロフ) - キャロンさん» 更新が遅くなってすみません…(><) お話の続きを書いてみたのでぜひ読んでみてください´`* (2020年9月5日 21時) (レス) id: e63314d235 (このIDを非表示/違反報告)
キャロン(プロフ) - あれ面白いのにここで終わっちゃうの？ (2020年8月3日 19時) (レス) id: b42f1f9549 (このIDを非表示/違反報告)
みかづきも(プロフ) - ，さん» ありがとうございます´`* 更新致しましたのでよければ見てください！ (2020年5月15日 9時) (レス) id: a899e2f09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづきも | 作成日時：2019年6月1日 21時
