リーダーの弱音�� ページ6
SCside
SC「睡眠不足で人の声すら耳に届かないような頭とフラフラな足元、メンバーの声や思いを聞き入れられないような余裕のない心で着いていける程俺らは緩い練習なんてしてない。万全な状態で練習に臨めないような奴に練習室を使わせる資格はない。」
HS「…！！」
俺のきつい言葉に死にそうだったスニョンの顔は一気に歪み、10時10分だ〜！なんてよく細められる目には水の膜が張る
その水が零れ落ちてしまう前にスニョンは練習室を飛び出した。
呆然とするメンバー、そんな酷いこと言わなくても良いだろうと非難するような目でこちらを見るメンバー、心配そうに練習室のドアを眺めるメンバー等様々な感情が入り乱れる練習室で声を張り上げる
SC「よし、じゃあ他の奴は荷物纏めて下に降りてろ！マネヒョンが車用意してくれてるから帰れる奴は先帰って順番に風呂入れよ〜！」
SVT「 …はい！ 」
…スニョンを追いかけなくては
そう思い足を踏み出そうとするものの上手く体が動かない
喉に何かしらの塊が詰まったように息がしづらい
じわじわと広がる目の奥の熱にようやく自分が泣いてしまいそうになっていることに気づく
練習生の頃からそんな時、助けてくれるのはいつもAだったな、なんて思っていれば一気に視界が暗くなる
顔をあげれば優しい目をした(○○)の顔があった
A「スンチョリヒョンと俺とジスヒョンが残るから先帰ってな〜」
と気を利かせてほかのメンバーに声を掛けたAの言葉に状況を察したジョンハンが皆を連れ出す
その指示に従うように俺ら3人以外のメンバーが下に降りていくのを見届ければジスが俺の背中に手を添えながら微笑む
JS「スニョン探してくるね、大丈夫だよスンチョル」
…俺まだ何も言ってないんだけど、なんて思いながら頷けばジスはそのまま練習室から出ていく
俺とAしかいない空間で、Aは昔と同じように俺を呼ぶ
A「スンチョラ〜、Aがぎゅうしてあげる」
Aは人前ではきちんとヒョンをつけて呼ぶのに2人だけの時は呼び捨てで呼ぶ
言葉通り自分を包み込むように抱くAからは安心する、懐かしいような匂いがして
A「弱くても良いんだよ、スンチョラ、俺には話してくれるでしょ？」
嗚呼、いつもこいつのせいで表面張力のようにギリギリを保っていた俺の涙はいとも簡単にこぼれ落ちる
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圭太(プロフ) - 続きの更新ぜひお願いします！ (2021年12月22日 21時) (
レス) id: 87ffa8cf92 (このIDを非表示/違反報告)
白蓮(プロフ) - もう終わってしまうんですか？すごく面白くて続きが気になります！！ (2021年7月22日 0時) (レス) id: d25d7a91ad (このIDを非表示/違反報告)
みかづきも(プロフ) - キャロンさん» 更新が遅くなってすみません…(><) お話の続きを書いてみたのでぜひ読んでみてください´`* (2020年9月5日 21時) (レス) id: e63314d235 (このIDを非表示/違反報告)
キャロン(プロフ) - あれ面白いのにここで終わっちゃうの？ (2020年8月3日 19時) (レス) id: b42f1f9549 (このIDを非表示/違反報告)
みかづきも(プロフ) - ，さん» ありがとうございます´`* 更新致しましたのでよければ見てください！ (2020年5月15日 9時) (レス) id: a899e2f09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづきも | 作成日時：2019年6月1日 21時
