リーダーの弱音�� ページ5
SCside
ある日の練習室
ここ最近出来た振り付けに納得がいかないスニョンは3日間程宿舎に帰ってくるのが真夜中になってしまう程に練習をしている
練習は良い事だし、自主練もある程度は必要だが度が過ぎた練習は自分を追いつめて身体と精神をボロボロにするだけだ
JS「スニョナ、今日はもう練習辞めよう？」
DN「そうですよ、オーバーワークです、怪我しちゃいますよ！」
HS「いえ、まだ大丈夫です、あと1時間だけ」
心配したメンバーが声を掛けてもスニョンはこちらを一瞥もしないままただ鏡の中の自分と向き合って踊っている
その足元はふらつき、目の下のクマは尋常ではない濃さだ
挙句の果てにはマンネにまで心配される状態のスニョン
DK「ヒョン、ちゃんと休まなきゃ、このままじゃヒョン壊れちゃうよ」
SG「ヒョン！今日俺と一緒にご飯行きましょうよ！！」
上手くいかないダンス、思い通りに動かない身体、焦る心、なんとなくスニョンの心境は分かる
イラつきと焦りで余裕のない心では心配するメンバーの声すら邪魔としか思えないのだろう
うざったそうに眉を顰めて
HS「お前らに関係ないだろ、ほっとけよ！」
と吐き捨てるスニョンにドギョ厶とスングァンは悲しそうに表情を歪める
自主練を続けるのも多少の無理をするのも本人の勝手
けれどメンバーの声と思いを無下にするのはリーダーとして見過ごすわけには行かない
嫌な役回りだ…なんて思いながらも、家族であるメンバーをまとめる立場として恨み役でも嫌われ役でもするのがリーダーだ
SC「いい加減にしろ、スニョン」
強い口調で名前を呼べばようやくスニョンは動きを止める
SC「そんなふらふらな状態で練習をして何になる、挙句の果てにはメンバーの心配の声や思いも無視か？」
HS「…でも」
SC「でも？追いつけないから？パフォチのリーダーだから？完璧じゃないといけないからって？？」
スニョンの言葉を遮るように俺は喋る
本当は分かっている、パフォチのリーダーとして常に教えられるように完璧でいなきゃいけないという重圧と責任も
メンバーを導けるように常に完璧でいなくてはというプレッシャーも
けれど、ここで優しく話を聞いて宥めてやるだけではきっとスニョンは同じことを繰り返すだろう、ここは心を鬼にしなくてはいけない
ごめんな、スニョン
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圭太(プロフ) - 続きの更新ぜひお願いします！ (2021年12月22日 21時) (
レス) id: 87ffa8cf92 (このIDを非表示/違反報告)
白蓮(プロフ) - もう終わってしまうんですか？すごく面白くて続きが気になります！！ (2021年7月22日 0時) (レス) id: d25d7a91ad (このIDを非表示/違反報告)
みかづきも(プロフ) - キャロンさん» 更新が遅くなってすみません…(><) お話の続きを書いてみたのでぜひ読んでみてください´`* (2020年9月5日 21時) (レス) id: e63314d235 (このIDを非表示/違反報告)
キャロン(プロフ) - あれ面白いのにここで終わっちゃうの？ (2020年8月3日 19時) (レス) id: b42f1f9549 (このIDを非表示/違反報告)
みかづきも(プロフ) - ，さん» ありがとうございます´`* 更新致しましたのでよければ見てください！ (2020年5月15日 9時) (レス) id: a899e2f09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづきも | 作成日時：2019年6月1日 21時
