いじわる ページ8
チラリと見ると、
はだけたシャツから
彼の素肌が覗いてて。
「何もシャツのボタンまで
とらなくてもねえ…」
呟きつつ、目を逸らしてしまう。
「…何 照れとんの、今さら」
「て、照れてへんわ」
焦る私を見て笑う永瀬は、
ずいぶん余裕を取り戻してて。
今さらって…
見たことないし、永瀬のそんな格好。
「ええよ、見ても。
特別サービス」
ヘラっと笑って言った永瀬は
恥じらいなんて全くないようで。
「どこのホストやねん」
思わず つっこんでしまった。
とりとめない会話を続けていて、
ふと思い付いたこと。
ブレザーの第2ボタンを
プチンと引きちぎる。
「永瀬にも これあげる」
差し出すと、
ニヤリと嫌味に笑って。
「…貰ってほしいん?」
なんて言い出す。
貰ってほしくないことはないけど。
…素直じゃないのが私なんだよ。
「要らないならええよ」
「…素直じゃない奴」
ひょいと私の手からボタンを奪うと
大事そうにブレザーのポケットにしまった。
「…るさい」
「はいはい」
笑いながら 頭をクシャリと撫でるから、
思わずその手を振り払う。
それでも笑顔の永瀬は、
たぶん真っ赤な私の顔を見て
面白がってるんだ。
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こっちん(プロフ) - サイドストーリー書いて欲しいです! (2015年12月30日 10時) (レス) id: f310a2be1b (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 続編は考えていますか? (2015年12月14日 9時) (レス) id: e867817dd3 (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 続編希望です笑 (2015年11月2日 1時) (レス) id: e867817dd3 (このIDを非表示/違反報告)
&う(プロフ) - 凄いきゅんきゅんしました!ツンデれんれんヤバかったです!! (2015年8月28日 23時) (レス) id: 078d4d2f3a (このIDを非表示/違反報告)
廉桜(プロフ) - はい!私、続編希望です☆ (2015年8月5日 21時) (レス) id: 5cfb1f0fa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青緑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/meim-aomidori/
作成日時:2015年3月19日 13時