私はヒロインのお友達

4:昼 ページ5

今、私と里奈は屋上で昼ごはんを食べている。だが、

「ねぇ、なんで？」

「ん？ﾆｺｯ」

「なんでこいつがいるの?!」

「ﾆﾔﾆﾔ」

なぜか草津彰も一緒にいるのだ。

「なんでって、草津くんが今日お昼一緒に食べようっていったから…？」

「別にいいだろ、そんぐらい！早くたべようぜ！」

うわー、殴りたいその笑顔。

「…はぁ、」

「それもそうだね！食べよ！」

そのまま憂鬱な気持ちで弁当をたべていると、電話がなった。

「…誰から？…って、は？ん？え？」

「大丈夫か〜？」

「うるせぇしゃべんな」

「酷くね？」

「大丈夫、A？」

「うん、大丈夫。」

「(この対応の差は？)」

「ちょっと電話してくるね。」

「うん！わかった！」

―――――――――――――――

「…もしもし？」

「あ、Aさんですか〜？」

「う、うん。どうしたの？賢治くん？」

電話してきた相手はなんと賢治くんだった。
いきなりどうしたのだろう？まさか、緊急の依頼とかかな？

「実は、先ほど、乱歩さんが行く途中で駄菓子を買って来てって言ってたので、伝言です！」

はぁ…江戸川さん、昨日からわざとなの？

「わかった、ありがとね。」

「いえ！ではまたです！」

「うん。バイバイ」

ﾋﾟｯ

はーー、なんか疲れた…

「ごめん、ただいま」

「大丈夫！誰から？」

「…親から！」

「親であんなに慌ててたのかよ！」

「……」

「無視かい！」

「はぁ、」

てきとーに駄菓子買っていこ。

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