23:運動会編ラスト! ページ26
1人だった。
誰もいない世界に私1人ポツンと立っていた。何も見えない。何も聞こえない。そんな真っ白な世界に立っていた。
「ん……あれ?ここは?」
目を開けると白い天井。
最初、まだ夢の続きを見ているのかと思ったが、傍に里奈がいたのでまず一安心。
「あぁ、起きたの。おはよう。ここは探偵社の医務室。動かない方がいいよ。神の怒り使おうとした反動だって。1週間くらい安静に……」
「り、里奈!私、怪我人出してないよね…?大丈夫だったよね?」
「はぁ…怪我人いるじゃん。Aだって怪我人だよ?」
「私はいいんだよ。でも、居ないんなら良かった。
よく覚えてないけど太宰さんが助けてくれたんだね。」
「うん。それで賢治くんが運んでくれてたよ」
あれ?今さらっと爆弾投下された?
賢治くんに運ばれたって??
「あとA。こんな時に悪いけど私武装探偵社辞めようと思うの。」
突然、里奈がそんなことを言った。
「そ、そうなの?なんでか聞いていい?」
「…私がAに神の怒り使わせようとしたから。辞めろって言われたわけじゃないけど、自分で決めたことだから。」
「いつまで?」
「1週間以内に」
「私動けないじゃん」
「動けたら止めに来るじゃん」
「止めるに決まってるじゃん」
「安静にしといてね。」
そう言い残して里奈は医務室を出ていった。
――――――――――
〜里奈side〜
Aに安静にとだけ言って逃げた。
ぼーっと昨日の事を思い出していた。
「じゃあ、話してもらおうか里奈ちゃん?」
「……Aはパニック状態に入ると反射で神の怒り……まぁ、Aの必殺技みたいなの使うんだけど〜それを使ったらA倒れるんです。ショックで。それで、その、Aが学校とかに来なくなればって思って」
「それで俺を使って…?意味わかんねぇよ。なんでだよ!仲良かったじゃんか河原と!」
「……草津私さ、Aの好きな人奪ったことあるんだ〜。それでね、今度はAに好きな人奪われそうだったから、ね」
「たったそんだけのために?」
太宰さんも乱歩さんもそんなことを予想してなかったのかは分からないが訝しげにこちらを見ている。
「本当だよ。それだけのためにやったの。ねぇ乱歩さん?」
「嘘は、ついてない」
「ほーらっ!ね?」
私だってAの事が好きだったよ…
――――――――――
更新遅れてすみません。今度は今週中に更新頑張ります!
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しお - 初コメ失礼します🙇♀この作品好きなので、更新待ってます! (4月12日 19時) (レス) @page32 id: 35813f5708 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラパーティー(プロフ) - お願いしますお願いします続きをお恵みください何でもします(( (4月3日 5時) (レス) @page32 id: f1f12a25a1 (このIDを非表示/違反報告)
こはくとう - しょうゆさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (8月9日 21時) (レス) id: 81002ce421 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆ(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品めっちゃ好きです!!更新待ってます!! (8月9日 17時) (レス) id: 180d15bd67 (このIDを非表示/違反報告)
こはくとう - しゆるさん» 最高だなんて恐縮です!面白い作品になるよう頑張ります! (6月27日 22時) (レス) id: 608c494694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金平糖 | 作成日時:2023年3月19日 22時