私はヒロインのお友達

21:運動会（多分次の次ラスト） ページ24

草津side

お昼も食べ終わり、次は男女混合のダンスだ。
この学校の運動会のダンスにはお決まりのカップルイベントというものがある。

それは、1組と2組が踊り終わり点数が着いた後での余興のダンス。そのダンスは誘われたら必ず受けなければならない。つまり、申し込めさえすれば、先約がいない限り好きな人と踊れる……というものだ。


それに、俺は河原を誘う。まぁ、それは先程、光葉(里奈)に呼び出された時に、必ず誘えと言われて初めて知ったが。それに、言われなくても誘ってるし……



「な、なぁ、河原…さん」

「ん〜？」

「その、さ、最後のダンス、先約がいないなら俺とっ！踊って、くれませんか…？」

「なんで敬語？最後のダンスって……っあ、はい。」

バレたか、流石に。これ照れてるよな？ヤバ、にやけが止まんね〜

「お前だって敬語じゃん」

「お前言うな。殴るぞ」

「誘った意味、分かる？」

「あ、もう始まっちゃう！早く行こ〜」

「照れてんの？俺に対して？マジで？」

「永眠させてやろうか？」

「お前と一緒なら永眠も悪くねーな」

「っ〜！馬鹿！ポンコツ！」


あ、そういえば、

『知ってる？Aって案外押しに弱いんだよ〜。だからね――――』

みたいな事を光葉いってたな。


だから、宮沢賢治とか言うやつが好きなのにこんなに照れてんのか。

って！なんで自分が言ったことに傷ついてんだよ？！


「河原。」

ガシッと腕を掴み、逃げられないように壁に追い詰める。

「え？な、何？」

「俺の事嫌いなら、このままビンタして逃げて。じゃないと俺、勘違いするぞ。」





「っ……異能力『雷神』神の怒り」

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次の次で多分運動会編ラストにします！多分！

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