私はヒロインのお友達

17:借り物競争 ページ18

「ギリギリセーフ！ 」

「ただいま〜！」

2人は、次の借り物競争が始まるギリギリに帰ってきた。

「お帰り。どこ行ってたの？」

「…あぁ、ちょっとな。ははっ」

「…ふーん、そっか？」

なんか隠してるな。告白、とか？

『1年生入場！』

なわけ…ありそうなのが里奈だからね。

「A？どうしたの、早く行かないと！」

「あ、ごめんごめん。」

―――――――――――――――

そんなこんな考えながらも位置につく。

『位置について！』

借り物競争ってめんどくさいな〜

『よーい！どんっ！』

「ふっ、ばーか」

「え？」

いきなり悪口を言ってきた隣の子。ニヤッと笑い。スッと片足をかけてきた。

「うわっ！と、と…」

転けて負けるのは嫌なので何とか体制を整える。
出遅れてしまったのでビリになってしまった。

何とかお題が書いてある紙を取る。そこには

『2月生まれの人。』

と書いてあった。

…草津が確か2月9日だったような…？

「草津、来て」

「は？何何何？」

「来て((圧」

「あ、はい…」




『ゴール！』

「では、お題を確認します。9月生まれの人……OKです！」

「ふぅ、疲れた〜」

「どうやったらビリが1位になるんだよ…」

「知らねーよ。てかビリ言うな」

「へへっ(俺の誕生日覚えてたのか)」

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