私はヒロインのお友達

15:ごめん ページ16

「いやー、晴れてよかったー！」

「最悪……」

あれから何日か経ち、今日は体育祭です
探偵社の皆が行きたいと言って、来てくれました(もちろん賢治君も！)

「私達が出るのってリレーと借り物競争とダンスか……多くない？」

「いいじゃん！楽しみだなー！」

「草津は黙れ」

「そろそろ彰って名前で呼んでくんない？」

「無理」

「ははっ！即答じゃん！」

「ふふっ楽しみっ！｣

こんな暑い中走るって鬼じゃん……

ちらっと探偵社のみんながいる方を見ると敦君が気づいて手を振ってくれた。

「Aさんと里奈さん！頑張ってください！」

「ありがとう敦くん！頑張るね！」

「そろそろ集合だぞ〜」

「うぅ〜｣

―――――――――――――――

「校長話長すぎだろ」

「それは同感」

「2人ともそんなこと言わないの！」

「事実を言っただけ…」

『次は1年生によるクラス対抗リレーです』

うげぇ〜

「呼ばれたよ！早く行こっ！」

「おー。いこーぜ！」

殺す気かよ
でも賢治くん達来てるし頑張ろ、

「はぁ」

―――――――――――――――

里奈side

「はぁ」

ため息をつくA。大好きだったA。
でも、私は初恋をあげるほど私はお人好しじゃない。

それがどんな方法になったとしてもね

「草津くん後でちょっと来てくれない？」

ごめんねA私さ、馬鹿だからこれしか思いつかなかったんだ

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