私はヒロインのお友達

14:独占欲 ページ15

「まだ少し明るいですね！」

「うん。夕日、綺麗……」

「うちの村の夕日もとっても綺麗なんですよ！」

「イーハトーヴォ村の夕日か…」

賢治くんの故郷……見てみたいかも

「いつか皆さんにも見てほしいです！」

「みんなか……」

って！何ちょっと悲しくなってるの、
その気持ちを振り払うように首を横に激しく振った。

「どうしたんですか？」

「なんでもない、よ」

「でも、先程も顔が赤かったですし……熱でもあるんですか？」

「だ、大丈夫！…それより、賢治くんの故郷の話が聞きたいな。」

「いいですよ！」

それから私と賢治くんはゆっくりと帰った。

―――――――――――――――

「ただいま帰りました〜江戸川さんどうぞ駄菓子です。」

「ただいまです！」

「遅い！もうお腹ぺこぺこなんだけど！」

「はいはい。すみませんでした」

「( ｰ̀ н ｰ́)ﾑｽｯ」

国木田さんに怒られる前に仕事おわらせよっと！先程とは違い、仕事がはかどった。

「〜♪」

「A？どうしたの？随分ご機嫌だね」

「なんでもない」

「でも……いや、いい。」

「あっそ？」

そんなに顔に出るかな？まぁいいや。里奈に取られるぐらいなら最後まで足掻いてやる。誰にも渡さない絶対に

賢治くんをちらっと見るとニコッと笑顔を向けてくれた。

一同「(なんかあったな…)」

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