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「翔さん。」
翔「え----。」
突然どこからか聞こえた美しく高い声。
他の誰のものでもない、Aの声だ。
翔「A--？
いるのか…?」
そんなはずない、とわかっている。
だってAはもう、すでに---。
翔「…ッハ。
なんだ、私も年を取ったな。
空耳まで聞こえるようになるとはな…。」
あの日から、私の中の時間は止まったままだった。
親友を裏切って愛する者を手に入れて…
残ったのは、後悔だけだった。
謝れないまま。
許してもらえないまま、親友は他界した。
翔「…っ……
ふ…はは、何故だ?
何故目頭が熱く染まる…?」
--そう。
私は、泣いていたのだ。
あの日から、ずっと、流せていなかった重荷。
ずっとずっと背負って生きてきた。
翔「時は止まったままだと思っていたが…
こんなにも年を重ねていたんだな…」
己のしわしわになった手の甲を見つめた。
.
.
.
.
若きあの日の後悔と懺悔と優越感の入り混じった心を捨てて…
私は…
翔「…ありがとう……A……。」
私の心で生き続けてくれた愛しい人。
例えば…
私が迷宮に迷い込んだとき、君が救ってくれていた。
止まった時計を、動かしてくれた。
どれだけ…私はどれだけ幸せだっただろう。
その心を胸に抱き---
私は、生涯なにがあってもあなたを愛し続けます。
fin.
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まかろん(プロフ) - ＞かなりん いやいやいや〜。憧れだなんて、こっちのセリフだよ♪ (2011年10月21日 15時) (
レス) id: a3d16142b1 (このIDを非表示/違反報告)
かなりん(プロフ) - すっごい上手だよ☆本当に心から憧れるよ♪こっとこそヨロシクね！ (2011年10月17日 20時) (レス) id: 569e219925 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - >かなりん ありがとう♪全然上手じゃないよ〜wこれからもよろしくっ← (2011年10月16日 21時) (レス) id: a5f22d475e (このIDを非表示/違反報告)
かなりん(プロフ) - 完結おめでとう＾＾やっぱまかろんは上手だね！憧れるよ♪ (2011年10月14日 20時) (レス) id: 569e219925 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - >かなりん 小説書くってやっぱ大変なんだよね。プレッシャーとかもあるしさ(~_~;)でも、お互い頑張ろうね♪ (2011年10月1日 23時) (レス) id: afb5a5fe9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/room00
作成日時：2011年9月23日 19時
