検索窓
今日:1 hit、昨日:33 hit、合計:12,476 hit

イベント当日 ページ9

今日はいよいよイベント当日。
本番は17時からだけど私たちの入りは12時。
メイクや衣装、リハなどで待機時間が出演者が多いのでどうしても長い。

大きい会場の裏口は他のメイク事務所の人達がいっぱいいた。

私は準備した物をメイク室に広げ使いやすいようにセッティングしてTXTのメンバー達が来るまでまだ時間があったのでメイク室の外を見に行く事にした。

とっても広い会場だ。
バタバタと色んなスタッフが走り回っている。慌ただしい雰囲気の中知ってる顔を見かけた。
日本から韓国に来てすぐ入ったメイク事務所の先輩のユナさん。顔を見るだけでフラッシュバックする嫌な記憶・・・

私が固まっているとこちらに気づいたユナさん。

ユナ「あれ・・?あなたAじゃない?」

スゥーっと血の気が引いていくのがわかる。キュウっと締まった喉から声を絞り出し

私「・・お久しぶりです・・ユナさん。」

ユナ「あんたまだメイクしてたんだーふぅーん・・・誰の担当で来てるの?」

私「あ・・・私は・・・っ!」

スビ「Aさん!おはようございます!ちょっとAさんに聞きたいことがあるんです!」

突然目の前に現れたスビンさんにユナさんとの会話が遮られる。

ヒュニ「Aヌナ〜♪おはようございま〜す。」

テヒョ「あれ?お話し中でしたか?だとしたらすいませんAさんお借りしますね。」

ヨン「失礼します!」

ボム「すいません。」

ユナ「あ・・はい・・」

いつの間にかTXTのメンバーの全員が来て嵐のようにユナさんの前から私は連れ去られあっという間にTXTの控室に押し込められた。
部屋に入るなり

ヒュニ「Aヌナ大丈夫ですか?」

私「え?」

と事態を呑み込めないで戸惑っていると、すごく心配そうにヨンジュンさんが

ヨン「ヒュニンカイがAさん見つけた時にAさんがすごく具合が悪そうだって・・・大丈夫ですか?」

テヒョ「それでよく見たら誰かと話してて表情がすごく辛そうで異常だと思ったので連れ去りました。」

テヒョンさんが落ち着いたトーンで説明してくれた。

私は知り合って間もないのにこんなことをしてくれる彼らの優しさが身に染みたのとユナさんが目の前から居なくなったことで安心して涙が出てきた。

心配そうに見つめる5人に

私「ありがとうございます・・正直助かりました・・・本当に・・ありがとうございます・・・」

とまだ落ち着かない心で精いっぱいの感謝を告げた。

頭の中に過去が蘇る。

渡韓間もない人→←メイク打ち合わせ ヒュニンカイver



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
43人がお気に入り
設定タグ:TXT , TOMORROWXTOGETHER , txt   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちび | 作成日時:2022年4月3日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。