メイクヌナとＴＸＴ (ページ4)

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メイク打ち合わせ　ヨンジュンver ページ4

ヨンジュンさんは目を細めてとても優しい笑顔で答えてくれた。

その笑顔にドキッとしつつもヘアやメイクの説明をした。
鏡の前へヨンジュンさんに座ってもらい後ろに立つ。その間ボムギュさんはハイブスタッフやうちのスタッフと話をしたりお菓子を食べたりして待ってもらっていた。賑やかな声が響く中メイクを始める。

私「では、メイクさせてもらってもよろしいでしょうか？」

ヨン「はい。お願いします。」

私「失礼します。」

と肩にタオルをかける。ぐっと距離が近くなる。するとヨンジュンさんの香水なのかふわっといい香りがした。

近くで見ると色白で肌がきれい。そして首が長くて顔が小さい。首と顔の幅が一緒だ。

私(肌はきれいだし顔小さいなぁ・・・これは役得だなぁ)

と鏡越しにメイクを確認しながら見ているとバチッと目が合った。
すごく真剣にメイクされていく自分の姿を見てくれていて私も集中していたところ目が合い一瞬集中が途切れお互いにこっとする。この瞬間はどんな相手であれ少し気恥ずかしい。

大体ヘアとメイクが終わったところでボムギュさんがやってきて

ボム「おぉ！ヒョン！めっちゃかっこいいですね！めっちゃいいですAさんヘアメイク上手ですね！早く僕もやってもらいたい！」

とかなりのハイテンションで鏡に映りこんできた。

ヨン「・・うん。ホントにめっちゃいい感じだね！Aさんホントに上手ですね！」

私「ありがとうございます！気に入っていただけたみたいで本当に嬉しいです！」

ヘアメイクを施した彼はより一層輝いて見える。

私(今回のコンセプトでピンクの髪のヨンジュンさんに似合うように考えた甲斐があったな・・・)

ボム「つぎは僕～つぎは僕～♪」

とボムギュさんは少し踊りながら戻って飲み物を取りに行っていた。その後ろ姿がとても可愛く見えたのでニコニコしていると

ヨン「ボムギュうるさくてすいません・・・。ヘアメイク本当にありがとうございます。」

と立ち上がってお礼をしてくれた。立ち上がると身長差でかなり見上げるのだけれど私の目線に合わせてお礼をしてくれた。本当に礼儀正しい。
お礼をしてくれた瞬間肩にかけていたタオルが落ちてしまった。

私・ヨン「あっ！」

お互いタオルを取りにかかりヨンジュンさんがタオルを私はヨンジュンさんの腕をキャッチした。

ヨン「ごめんなさいっどうぞ笑」

私「こちらこそすいません笑」

少女漫画的な展開を後にヨンジュンさんはスタッフのもとへ戻った。