メイクヌナとＴＸＴ (ページ19)

今日:24 hit、昨日:13 hit、合計:12,466 hit

会場にて〜TXTside4 ページ19

テヒョンside

さっきの事件からAヌナはきっと控室から出るの怖いだろうなと思った。
さっきからケータリングやトイレさえ行ってない。
ヒュニンもそう思ってたようでケータリングに連れ出そうと相談した。
あの人に会ってしまったら僕達が守ればいい。

Aヌナにケータリングに行きませんか？と誘った。
ヒュニンにはわざとトイレに行かせた。その方がAヌナも自分もと行きやすいと思ったらその通りAヌナはトイレに行った。

待っている間さっき見た顔の人が廊下を歩いて来た。今トイレに入られたらまずい・・・

「あ、さっきうちのメイクヌナとお話してた方ですよね？すいません先程は失礼しました。少しお話しても良いですか？」

ユナ「あ、はい・・いいですけど・・・」

この人の事がAヌナはなんで苦手なのか知りたかった。

「うちのヌナとはどういうお知り合いなんですか？」

ユナ「昔の仕事仲間ですよ。日本からきたばっかりで韓国語も下手で礼儀もなってなかったから私が色々教えてあげたの。メイクも下手だったし。でもこっちが折角色々教えてあげたのに半年くらいで辞めちゃったんですよ。その後私の仕事が回らなくて大変だったんですよ。気もきかないし本当に無責任な子だったわ。」

少し話をしただけでAヌナがこの人を嫌がる理由がわかった。初対面でもとても高圧的な感じがした。

「そうですか・・・ありがとうございます。うちのヌナはあなたの仕事のサポート良く頑張ってたんですね。お言葉ですがヌナはメイク上手ですし無責任な人ではないと思いますよ。」

ユナ「な、なんでそうなるのよ！あの子は使えなかったのよ！」

「Aヌナに頼り切って何もしなかったあなたが悪いんじゃないですか？すいませんがヌナにもう近づくのやめてくださいね。もし近づいたらあなたが不利になるような噂を流します。この業界は狭いですから使ってもらえなくなったら終わりですよね？」

イライラを抑えながら笑顔でそうしろと念を押した。

ヒュニ「僕からもお願いしますね。」

といつの間にか後ろにいたヒュニンが言った。振り返ると笑顔だけど目が笑っていなかった。

すると理解してくれた様で嫌そうな顔をしながら廊下の先にその人は消えていった。

年上の方にとても失礼だったと思うけどまぁいいや。

Aヌナ「お待たせしました！」

とAヌナがタイミング良く帰ってきた。

テヒョ「じゃ行きましょうか。」