メイクヌナとＴＸＴ (ページ18)

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イベント本番ページ18

いよいよ出演時間間近になり舞台袖へ。

私はメンバー全員ヘアメイクの最終チェックをする。

スタッフ「スタンバイしてくださーい！」

私「いってらっしゃい！」

とメンバー全員に声をかける。

TXT「行ってきます！」

ステージに向かう５人の背中を見送っていると自分もまるで舞台に立つ気持ちになっていた。

舞台上のスクリーンに映し出される
”TOMORROWXTOGETHER“
の文字に会場のMOA達から凄い歓声があがる。
その声に押し上げられる様に私も興奮していた。

初めて間近で見る彼らのステージはすごくカッコ良く動画で見たりするのとは全く違うものだった。

特に新曲の『0X1=LOVE SONG 』のパフォーマンスは儚い美しさを感じるメロディとそれに合った５人のダンスがマッチして舞台袖で見ているのがもどかしくすぐに走って客席に行って見たいくらいだった。

もう私はすっかりMOAになっていた。

ステージが大歓声で終わりを迎え５人が帰って来た。余韻に浸る間もなくサッと小さい扇風機を渡そうと思ったらヒュニンカイさんがテンション高く帰ってきていきなりハグされた。

私(え？？)

となって固まってっしまった。

ヒュニ「あ〜モニターの写りも良くてすごく楽しかったですー♩Aヌナありがとー♡」

とお礼を言われた。周りの視線が痛かった。

私「う、うん・・・ありがとう・・・」

驚きすぎてそう答えるしかなかった。

私(ハワイ生まれだから感情表現が豊かなんだろうな。)

と思い自分の鼓動を静めながら控室まで移動していた。

ステージが終わった５人は仲良く肩を組んだり話しながら控室に向かっていた。戯れ合ったりしてる姿を見ると皆普通の男の子なんだなと思う。

ユナさんとすれ違った。一瞬ドキッとしたけど様子が変で早足ですれ違ったのでこちらを見ているかわからなかったが会釈をして終わった。

控室に帰るとなんだか緊張感が無くなってふぅ〜と一息出てしまった。

ボム「Aヌナ疲れました？」

私「あ、いや疲れたと言うか無事終わって良かったなと思いまして。みなさんの方が疲れましたよね？」

ボム「ぜんぜん！まだまだ元気ですよー！いつももっと踊ってますしね！Aヌナも一緒に踊ります？笑」

ボムギュさんは言葉通り凄く元気そうだった。カッコいいポーズ付きのダンスのお誘いに笑ってしまった。

スビ「元気だとしてもAヌナを誘わないでw」

お誘いに乗ろうとしたらスビンさんに制止された。