メイクヌナとＴＸＴ (ページ11)

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イベント当日2 ページ11

心が落ち着いた後

私「ご迷惑お掛けしました・・・もう大丈夫です！さぁ準備しましょう！」

と切り替えるとまだ５人は心配そうだったけど準備に取り掛かってくれた。何も詮索してこないのがまた彼らの優しさだ。

ボム「Aさん！ヒュニンカイにヌナ呼び許しましたね！？ヒュニンカイだけずるいですよー！僕もAヌナって呼びたいー！」

ヨン「ボムギュヤ～そんな責めたらダメだよ～」

私「え？全然呼んでもらっていいですよ？」

ボム「え？いいのー？やったねー♪」

テヒョ「あ、じゃぁ僕もいいですか？」

私「いいですよー！」

スビ「えっじゃぁ僕も・・・」

ヨン「もーみんなして・・僕もいいですか？」

私「喜んで！」

そんな話題でボムギュさんが空気をがらりと変えた。さすがムードメーカー。

皆にヌナ呼びしてもらえるようになるとは思わなかったから嬉しい。

皆のメイクを終え衣装に着替えるのを待つ間控室のソファーで一休みしていると

ヨン「Aヌナこれどうぞ。」

とヨンジュンさんがアメリカーノとお菓子を手渡してくれた。
見上げると白い王子様のような衣装を着ているヨンジュンさんはほんとにどこかの国の王子なんじゃないかと思うくらいかっこよくドキッとした。

私「あっありがとう！」

ヨン「今日のステージ見ててください。Aヌナが辛いこと忘れちゃうようなステージにしますよ♪」

と優しい笑顔で笑いかけてくれた。なんだか子供にでもなってあやされている気分になった。

私(気を使ってくれているんだな・・・優しいな・・・)

と緩くなる涙腺を抑えながら

私「ありがとうございます♪楽しみにしてますね！きっとＭＯＡの皆さんも楽しみでしょうね♪」

ヨン「そうですね。ＭＯＡもAヌナも楽しませますよ♪」

気付けば皆衣装を着てバッチリ決めていＴＸＴ。
皆それぞれ一国の王子みたいにかっこいい。

ボム「Aヌナ～どう？」

とボムギュさんが腰に手を当てかっこいいポーズをして感想を求められた。

私「めっちゃいい！かっこいいよ！皆王子様みたい！」

ボム「でしょ？皆は余計だけど～」

私「そうなの？笑」

ボム「僕だけの感想でいいんだよ～」

少しむくれて拗ねた様子でソファ－に座った。
ボムギュさんが座って後ろにいた少し遠くでスタッフと話しているテヒョンさんと目が合った。

ニコッ…

かっこいいでしょ？と言わんばかりの笑顔だった。
思わずドキッっとしてしまい耳が熱くなるのを感じて慌てて目を逸らした。