メイクヌナとＴＸＴ (ページ2)

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数日後…

私はイベントの打ち合わせでハイブを訪ねる事になった。
手土産を持った社長と私と他のスタッフ2人と計4人でとても大きい会社の前でその大きさに圧倒されていた。

「入るぞ…！」

静かに気合いの入った社長の声でハイブの社屋に入る。
受付に行き今日の打ち合わせの予定を伝えると厳重なセキリティに皆で感心しながら会議室まで通された。

ドキドキ…

いつもはよく喋る4人が誰も話さず会議室は静まり返っている。どれだけ緊張してるかよくわかる。

ガチャ…
ドアが開いて入ってきたのはスラッとした清潔感のある長身の男性だった。

「すいませんお待たせしました！企画部長のチャと申します。よろしくお願いします。」

控えめに言ってもどこかのアイドルグループにいませんでしたか？となるような容姿でビックリした。
社長も一瞬遅れて挨拶した所を見ると同じ事で驚いていたのかもしれない。ハイブ恐るべし。

一同「よろしくお願いしますっ！」

打ち合わせはスムーズに進み帰る事に。
チャ氏は人柄も良く気さくだった…完璧か。

チャ「あ、皆さんお疲れじゃないですか？お帰りの前に是非社内のカフェをご利用ください。とってもコーヒーが美味しいんですよ♪」

私「えっ？いいんですか？」

チャ「全然いいですよー！ご案内しますよ♪」

チャ氏気配りも出来るのか…ますます完璧だ。
正直なところ4人とも緊張で心身共に消耗してそれが顔に出てるのだろう。
それを読み取ってカフェをオススメしてくれた。
きっとチャ氏は優秀なんだろうな。

チャ「こちらですよー！」

案内されたカフェは高層階でとても眺めが良く施設の豪華さにただただびっくりだった。

奥の席に一際光るビジュアルの５人が座っていた。
明らかに一般人じゃない雰囲気の５人はこちらに気づくとスタスタと近づいてきて

５人「こんにちはー！チャさん！」

ととても爽やかにチャ氏に挨拶していた。
近くで見れば５人とも身長が高いしスッピンなのに全員顔が整って綺麗だった。少女漫画で言うなら全員背中に花をしょているように見えた。なんなら効果音とスローモーション付きだ。見惚れていると

チャ「あぁ！こんにちは！休憩中？」

とチャ氏は慣れた様子で会話していた。

チャ「あ、こちらは今度のイベントで新しく入ってもらうメイクの方々だよ！よろしくね！」

スビ「あ、そうなんですね！よろしくお願いします！」

ヨン・ボム・テヒョ・ヒュニ「よろしくお願いします！」

爽やかに挨拶された。