【オリジナル×ダンガンロンパ】二人の少女 (ページ32)

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第２０話　優也サイドページ32

最近、部活に石狩が来なくなった。

聞いたところによると最近はずっと学校自体を休んでいるらしい。

なんでも、幼馴染が交通事故で亡くなった…とか。

その話を聞いた瞬間、俺はかつて、自分の前からいなくなった幼馴染を思い出す。

俺は、アイツがもう永くないことがわかっていたけど、石狩は…

優：「ショック…だったんだろうな…。」

いや、そもそもショックなんて言葉じゃまとめきれないだろう。

だっていきなり自分の前からいなくなっちゃうんだもんな。

…でも、それだったら俺も一緒だ。アイツも急にいなくなったようなから。

俺は、そんな事を考えながら、かつての自分を思い出しながら、大会に向けての練習を始めた。

―PM４；３０

休憩中ではあったが、石狩の事が心配になってきた。

優：「第２美術室…だったな。」

まだ他の生徒もいるかもしれない。ちらっと見て帰ってこよう。

優：「一馬！ワリィ！ちょっとトイレ行ってくるわ！」

副部長にそういうと、俺はA棟まで走って行った。

第２美術室のある２階へと着いた。

廊下に歩いている生徒はほとんどいない。

俺は、一歩一歩美術室へと近づく。

すると

優：「…血の匂い？」

美術室からそんなような感じの匂いが来た。

鼻につんとする匂い。…間違いない。これは血の匂いだ。

俺は美術室をそっと開ける。

そこで俺が見た光景…それは…

優：「…石狩っ！？」

…石狩が血をだして倒れていたのだ。

首から血が流れでている。

優：「石狩っ！！おいっしっかりしろ！」

…だめだ。意識を失ってる。

美先生：「どうしたんですか！？…石狩さん！」

優：「先生！救急車をよんでください！早く！」

先生はポケットの中から携帯を出す。

優：(まだ意識はある…！頼む！助かってくれ！)

石狩っ…！