【オリジナル×ダンガンロンパ】二人の少女 (ページ23)

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第12話ページ23

あの後、病院に行って、家へ帰って寝ている時もずっと考えていた。

このままでいいんだろうか。寝ている場合じゃないんだろうかと。

朦朧とした頭ではそれしか考えることができなかった。

翌日、熱が下がったので学校へ行った。教室に行くと、友達や先生、みんなが心配してくれた。

部活に行くと、部室の方向から響がやってきた。

響：「昨日部活に来なかったから心配したんだよぉ！大丈夫？」

貴：「連絡するの忘れてたんだ、ごめん。大丈夫だよ。」

しかし響は不安そうな顔で

響：「…部活、見学してていいからねっ！」

そう言って響はまた部室に戻って行った。

私もまだ体調が十分なわけではなかったので、お言葉に甘えて見学することにした。

部員のみんなが、夏の大会に向けて練習している。最後の大会となる3年生は、なおさらだ。

…もちろん、遠藤先輩も。

なんでだろう。先輩を見ると、妙にマサのことを思いだしてしまう。

先輩が、マサと似ているからだろうか。

貴：「うん、似てるんだ。マサと。」

だから、マサを思い出してしまう。…今思い出したくないのに。

遠藤先輩がこっちに目線を向けた。思わず私は下を向いてしまった。

そんな様子を響はしっかりと見ているのであった。

…不安そうな顔で。