【オリジナル×ダンガンロンパ】二人の少女 (ページ20)

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優也サイドページ20

ぶじテストが終わったのだがどうも安心できなくて。

そんな日だった。

部活に行くと、石狩に話しかけられた。

どうした？というと石狩は何か不安な表情をしていた。

貴：「部活が終わった後、ちょっといいですか？」

といわれた。

一体なんの用事だろうか。

そんなことを思いながら俺は「ああ、いいよ。」といった。

そして石狩は戻っていった。

にしても、最近から俺の石狩に対する態度が倉野といた時と同じようになっている気がする。

実際、倉野と石狩は本当に瓜二つという感じだ。

二人は違う人物のはずなのに。

そう思って部活を始めた。

そして部活が終わった後、俺は校舎裏に行った。

石狩は部活前より不安になった表情を見せる。

そして俺にこう告げた。

貴：「先輩……私って昔先輩に会ったこと…ありましたっけ…？」

その言葉を聞いた瞬間、俺の背筋はこおりだした。

嘘だ。俺が石狩と初めて会ったのは今年の四月だ。

……まさか。

口からやっとの思いで言葉を発した。

優：「な…何言ってんだ……そんなはず…あるわけないじゃないか…。」

すると石狩はわかったといわんばかりに

貴：「ですよね。私の思い違いでした…。」

といった。

俺は急いで返事を済ますと、そこから一目散に走り出した。

たった二分しかいなかったのに何十分もいた気がした。

石狩は倉野のことは知らない。

じゃあなんであんな質問をしたんだ？

おかしい。

気のせいだ。

そんなことを願うばかりだった。