【オリジナル×ダンガンロンパ】二人の少女 (ページ16)

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第6話ページ16

マサは一瞬あきれたような顔をしたが、大きく手を振ってくれた。
見ないうちにずいぶんでかくなったもんだな・・・。
そう思いつつマサがちかづいている間にも手を振った。

雅：「おいおい・・・名前で呼ぶのやめろ、はずいから。」

そういってまた溜息をついた。

貴：「にしても久しぶりだよね。1年くらい？」
雅：「まあ・・・そうなるな。」

久しぶりに会えた喜びを抑えながら、次の質問をした。

貴：「野球部、入ったんでしょ？夢だって言ってたし。」

マサはポリポリと頭をかきながら少し口角があがった。

雅：「・・・俺の夢だからな。」

そういってマサは少し赤みのかかった空を見上げた。

マサは小さい頃からプロになることを夢見て、目指してきた。
本当に努力は結ばれるんだなって思う。

マサは努力したからこそ、中学の時、主権が2年に変わった時、早々のレギュラーメンバー入りを果たした。その時はなぜか私も自分のことのように嬉しく思えた。

ちなみにマサは桑田怜恩さんのような人に憧れているらしい。
とにかく、マサに頑張って欲しい。プロになって欲しい。そう願うばかりだった。

貴：「・・・マサ。」
雅：「何だよ・・・。」
貴：「応援…してるから、私。」

マサはそっぽむいてしまった。でも、

雅：「ありがとな・・・。」

マサがそう言うと、私達は自身の家へ帰っていった。