【オリジナル×ダンガンロンパ】二人の少女 (ページ13)

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第4話　　優也サイドページ13

倉野に瓜二つの少女。さっき声を聞いた時、あれは、どう聞いても倉野の声だった。

初めて会ったはずなのに、似ているおかげであいつに見えてしまった。

他人なんだ。そう思いつつ、部室へと向かった。

やがて部室についた。俺は、ガラっと扉を開ける。もう2年も集まっていた。

俺の言葉と共に皆は順番に自己紹介をする。

俺が連れてきた子から始まった。

？：「えと・・・石狩(人1)です。よろしく・・・お願いします。」

驚いた。

石狩…(人1)。まさか名前まで同じだなんて。

そうこうしているうちに順番は俺に回ってきた。

優：「じゃ、最後は俺だな。俺の名前は遠藤優也だ。よろしくね、石狩(人1)さん。」

俺は石狩さんに倉野といた頃の笑いを見せた。石狩さんは何か疑問に思ったみたいだが。

俺は一度部室を出た。そして急いでトイレへと向かった。

鏡を見ると俺の顔は泣きだしそうになっていた。

こんな偶然があるのか。

俺は大切な人にもういちど会えた。・・・そんな感覚に陥ってしまっていた。

もういちど鏡を見ると、すでにもう・・・ぬれていた。

この日ほど神様に感謝したことはない。