俺たちの運命 (ページ23)

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《廉side》

初めて東京に遊びに来て、俺は気分が上がりすぎて寝れないんやけど、疲れた他のみんなはすっかり眠ってしまっていた。

でも1人ずっと起きてる人がおって、それは恭平を誘った海人だった。

海人は明るくておもろいやつで、めちゃくちゃ上手なダンスと絵を見せてくれたり、彼のおかげで話題の尽きることがなかって楽しかった。

そのあとしばらく俺ら2人はゲームしてて、さすがに飽きてきたため、ジュースとお菓子に手をのばして他愛のない雑談を繰り広げた。

俺は気づいたら海人の声、綺麗な顔、ひまわりのような笑顔、少し弟気質なその性格、とにかく海人の全てに引き込まれていって、海人の仕草の一つ一つに見惚れてしまった。

これって好きってことなんやろか…

海人の『廉』って俺の名を呼ぶ声にいちいちドキッとしてまう。

男の俺が、出会ったばかりの男に一目惚れして恋に落ちるなんておかしな話だよな

気のせいかな？運命のような気がする

《海人side》

夜になって、みんな寝てしまってからずっと廉と2人で話してるの

今日会った時から、気になってたからちょうどよかった！

廉の高くてソフトな関西弁って聞き心地いいんだよね～。廉ってめっちゃ顔整ってるし、カッコいいから年上なのかと思ったらそうでもなくて、一緒にいるとめっちゃ楽しいし落ち着く！

ﾊｧｯもし俺が女だったら廉の彼女にでもなりたいよ

廉『海人～ぼーっとしとるけど眠くなってきたん？』

海人『ううん。廉かっこいいなぁって思って…もっと廉と一緒にいたいなって。廉の方こそ眠くない？』

廉の方を見ると顔を真っ赤にしてる

廉『そんなん言われたらまたドキドキしてまうわ。逆に目覚めたで』

海人『廉ってさ、彼女とかいるの？』

廉『今まで一度も使ったことないねん。恋すらしたことないねんし(//∇//)』

海人『マジで？俺も～(//∇//)』

気のせいかな？運命なのかな、これって