俺たちの運命 (ページ17)

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俺は髙橋海人 1 ページ17

《海人side》

3歳の頃、俺には大好きな兄が2人いた。
ある日、お母さんと久々にお出かけしたんだ。
でもね、途中で廉だけ車から下ろされたの。俺、不安になって大泣きしちゃったんだ。そのまま廉は連れて行かれた。

そのあと、親戚のお母さんと同じくらいか少し若いくらいな感じの女の人のとこに預けられた。

その人はいい人だったけど、忙しくしてた。

そしてその人は結婚をしていなかった。

いつのまにかその人をママと呼ぶようになっていた。

だからよく友達にいろいろ聞かれたけど、よくわからなかったし、答えなかった。

でも、俺が中2だったある日そのママは突然結婚したんだ。俺もぜんぜん知らなくて、でもいつも通り接してくれた。

ママ『海ちゃん、私髙橋さんって人と結婚することになったんだけど、髙橋さんには今小学6年生の息子さんがいるの。だからその親子と仲良くしてね。それと、大阪に引っ越しましょうね。』

海人『うん。わかった。』

数日後新しい家族が待つ所へ行った。

新しいお父さんであろう人はとても人当たりの良さそうで男前な人だった。

息子さんはとにかくイケメンだった。