フィンくんガチオタ少女、どうやらかなり騒がしい日常を送っているようで。【マッシュル】

ガチオタ少女とおでかけ ページ9

Aside

うさちゃん祭り！！うさぎグッズ取り揃えてます！！

※うさちゃんふれあいコーナーもあるよ と書かれたチラシ。

今日はこのうさちゃん祭りの為に街に来ていた。

『どんな可愛いグッズがあるかな〜？』


うさぎ祭りと称されるだけあってとてつもない量のうさぎグッズがあった。

うさぎのストラップ、うさ耳帽子、うさぎのお皿に、うさぎのチョコ……etc.

そのなかでも目を付けたのはハンカチだ。そーいえば今度、ハンカチに治癒魔法をかけて 簡易的な

応急手当のできるハンカチにする実習があったっけ？

このハンカチにしよっと。手を伸ばすと私含めて三人の人が手を伸ばした。

「兄さま……とAちゃん？！」


「何故ここにいる、フィンとA」


『こっちの台詞ですよフィンくん、レインパイセン』


「パイセンと呼ぶな」


「(すごい、あの兄さまをパイセン呼びだなんて)」


にしてもこんな偶然で出会うなんてことある？てか私服姿のフィンきゅんも可愛い！！


などと思っているとフィンきゅんが何か言いたげにこちらを見つめている！！


「あの、さ！！ここであったのも何かの縁だし一緒に買い物とかどうかな……？」


「俺はいかｎ『いいよ行こう！！！』……」


あれ、レインパイセン行かないって言おうとしてたよね？！じゃあつまりフィンきゅんとデート？！？！推しとデートとかなんのご褒美？！？！？！


「…………やはり俺も行こう」


行くんかい！！！！！！私の期待を返せ！！！！！！


「(フィンとAを二人きりにさせるわけにはいかない)」


「(兄さまとAちゃんと三人でお出かけ……！！)」


『(なんだこの図？？？？？？)』


【速報】エイムズ兄弟とのお出かけが決まりました。


「フィン、Aお前たちの分も俺がハンカチを買ってやろう」


「いいの、？」


『わーいありがとうございます！！』


「Aついてこい」


『え、なんでですか？！フィンきゅんを置いて行けと？！』


「(やっぱり兄さまってAちゃんのこと……)」

この物語の主人公と二人きりになりたい人(レイン・エイムズ)VS フィンくんと二人きりになりたい人(この物語の主人公)VS 3人で楽しく出かけたい人(フィン・エイムズ)という何とも奇妙で何とも不思議な戦いの火蓋が今落とされた！！！

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