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「さて、Aさん」
シロギツネさんが口を開く。
「宿に着いたので、目的地を決める……という話でしたが、面倒くさいので明日にしましょう」
「いいんですかそれで……」
「それより、私はもっとAさんと仲良くなりたいのですわ！ということで私のことはシロちゃんとでも呼んでくださいまし」
出会って二日で恐らく年上の女性にシロちゃんはきつい。まあ、彼女にもお茶目な部分があるということで、プラスに捉えておこう。
とはいえ、シロちゃん呼びをガン無視もいかがなものか…。
「…シロさんって呼びますね。で、仲良くなる…お互いのことをもっと知る、ってことですか？」
「シロさんもありですわね…。ええ、そういう感じですわ。さあAさん、どんと来いでしてよ！！」
言われた通り、僕はシロさんの好きな食べ物、趣味、特技etc…そんな他愛もない質問をした。
最終的になぜかアオギツネさんに対する愚痴になり、昼間のこともあってシロさんは怒らせてはいけない人(？)だと分かった。姉、強し…。
こうして、僕達の夜は更けていった。
続く
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るか - 面白かったです (2019年9月15日 22時) (
レス) id: 453cf00967 (このIDを非表示/違反報告)
セイキン - 面白かったです (2019年8月21日 1時) (レス) id: 453cf00967 (このIDを非表示/違反報告)
卯月はかせ - 面白い……！ 瑠璃狐は一体何者なんや……！ (2019年8月21日 1時) (レス) id: d742f00055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まふぃーる | 作成日時：2019年5月5日 18時
