W.box (ページ18)

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もう、落ちてます　tomohiro.k ページ18

自分で言うのもおかしいけど…
オレは昔からしっかり者で、人に流されたり、誰かのペースに流された事なんてなかった。

これからもしっかり者で生きていく予定だったんやけど…
Aに出会ってから、ペース乱されまくりでオレらしくない。

いきなり、人前で大声で告白したり…
急に距離取ったり…

予想外の行動に振り回される。

「センパーイ！！！」

あんなダッシュする女の子見た事ないわ…

「Aちゃん、いつも元気やな」

隣で笑う流星も当たり前の光景に慣れていた。

「一緒にお昼食べましょ！！
あ、流星さんこんにちは！！」

「こんにちは、オレどっか行こか？」

「流星さんが良ければ、ご一緒に」

オレんとこ来たくせに、オレ無視やし…

「オレ良いって言ってない」

「先輩に断る権利ないです！これは強制なんで」

なんでやねん！！！

３人で学食へ。

「なに食う？」

「先輩の顔見てれば充分なんですけど…じゃあラーメンで」

「どういうことやねん」

「先輩に分かります？胸がいっぱいでお腹も空かない感覚」

「ラーメン食うてるヤツが言うな(笑)」

「現実は食べますけどね(笑)」

「仲ええな(笑)先、行っとくわ」

先に食べ終わり、流星は学食を出て行った。