いきなりラブストーリー daiki.s ページ5
いつもと変わらない昼休みの給湯室。
お茶にしようかな?
紅茶にしようかな?
コーヒーかな?なんて、仕事中唯一の楽しい選択時間。
「楽しそうやな」
そう言って近づいて来たのは、先月大阪支社から本社に異動して来た、同期の重岡くん。
「こんな事くらいしか楽しみないからね〜」
なにか飲む?と、隣に居るから聞いてみる。
返事がないから、重岡くんを見てみる。
分かる、分かる悩むよね〜…なんて、声かけようと思っていると……
え?
え?え?え?………
思考停止。
これ、何が起きてる???
ゆっくりとできた距離。
重岡くんの笑ってない顔初めて見たかも…
次の瞬間にはいつもみたいに笑って……
「頂いちゃいました(笑)」
「なにしてんの?」
「キス」
「知ってる!!!なんでしたの?って事」
「なんでやろ?(笑)」
「はぁ???バカなの?」
「かもなぁ〜(笑)」
悪びれる様子もない笑顔に、絶句。
なんだコイツ…
さっきまでの楽しみだった、飲み物を置き去りに自分の部署へ戻った。
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作者名:めい | 作成日時:2020年10月2日 23時