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ホントに歩いてすぐのマンション。
到着したから、一度だけかかってきたことのある番号に電話した。
母が来ると思っていたのか、
マンションの前に居ることを告げると、
え?!っとすごくビックリした様子。
すぐ行くって、切れた電話。
マンションのエントランスから出てきた神山さん、
キョロキョロしてる…
そして目が合う。
神「ラフ過ぎて別人やと思った」
「すみません…
休みだったんで、休み仕様です」
神「わざわざありがと。
お母さんが来てくれるもんやと思ってた」
「お父さんに怒られちゃうからって、
わけの分からないこと言ってました」
神「あはは、さすがやな、おもしろ」
「じゃあ、これ」
持って来たお惣菜を渡す。
「この前は色々ご迷惑おかけして、
すみませんでした」
神「ご迷惑って、全然迷惑ちゃうし。
もう大丈夫なん?」
「もう大丈夫です」
神「良かった」
「また母と遊んであげてください」
神「お母さんにお礼言っといてな」
「はい。
じゃあ、帰ります」
神「Aちゃん」
呼び止められたから振り向く。
神「幸せにしてくれる人見つけてな」
「え?」
神「絶対におるはずやから、幸せにしてくれる人。
自分を大切にしてな」
「お母さんみたい」
神「は?」
思わず笑ってしまった。
「ありがとう」
母の友達はもう1人の母みたいな人。
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作者名:めい | 作成日時:2021年3月1日 19時